国語の教科書にも掲載されているそう。
終戦から20年ほど経った、とある田舎でのお話。
疎開時代に自らがとってしまったある行動。
その記憶に蓋をしながら生活している主人公。
仕事の帰りに、その思いに「けりをつける」ために疎開先であった、ある駅に降り立つ。
そこで偶然出会ったのが、「葬列」
この「葬列」が主人公を天国から地獄へと突き落とす。
知らなければ良かったのか
一つの死の責任を放棄するつもりが
二つの死の責任を背負い込むことになるとは
主人公は身勝手か
いや
自分も同じ状況なら、同じことをしたと思う
そして同じように悩むのだろう
今の常識は、当時には当てはまらないだろうから