デビュー作である本作がメフィスト賞。
どんでん返しの名作とは聞いていたものの、スプラッター系が苦手なので少し躊躇。
タイトルからして
「ハサミでグッチャグッチャになるのでは…💧」
と想像していたから。
それが最近、さほどグロテスクな感じではないらしいと風の噂?で聞きつけ、チャレンジ。
恐れていたような描写はなく、ホッと一息。
ハサミは凶器というより、犯人のアイコンのよう。
ストーリーは、本物のハサミ男と、偽物のハサミ男と2人の殺人犯が登場して…一筋縄ではいかず、捜査も進まない。
ラストに近づくにつれ、想像もしてなかった真実が次々と明らかになり、思い描いていた人物像も粉々に。
これ、騙されずに読める人いる?
と思ったほど、うまい仕掛けだった。
to be continued 的なラストもぞくりとする。
「ハサミ男」はどこへ向かうのだろう。