多重解決ミステリーのおすすめに上がっていた本。
興味本位でうっかり手に取ってしまったところ、途中で少し後悔💧
グロテスク要素強めのお話が少し苦手なので、怯みそうになるも、なんとか読了。
(以前「殺戮に至る病」を途中でギブアップ。)
カロリー消費多めの本は、決して嫌いではないけれど(むしろ好き)体調が万全でない時には、少し辛いものがある。
それでも、よく作り込まれた話だなと思った。
冒頭「アヤカちゃん」の話も気持ちいいくらいに騙されたし、地下室での話もスジが通っていて圧倒された。
一読しただけでは???のオンパレードだったのが、読み込むと「なるほど」と腑に落ちる。
「よくこんな仕掛けを考えることができるなあ。」
という推理合戦も興味深い。
真相は、さらに上をいっており、思わず眉間に皺がよる。嫌悪感が凄い。
ラストは希望の見えない無限地獄。
だけど、度々出てくる地下室のシーン。
何度見ても、「ドラえもん」のあるお話を思い出してしまい、滑稽に読めてしまって…
そのシーンがあったから最後まで読むことができたのかも。