良家のお嬢様が集う、バベルの会を中心にした短編集。


現実の世界というよりは、まるで夢の中のお話のような感じ。フワフワしたような。(悪い意味ではなく)


最後の最後にそれぞれ華麗な「オチ」が用意されている。


特に華麗にやられたのは、「山荘秘聞」

「ミザリー」を彷彿とさせる守子さんが怖すぎて…


表題の「羊」は、手に入ったのだろうか?

主人の希望が有れば、目の前で調理するのか?

みんなはそれを食したのか?


そこまでは描かれていないところが、かえってゾワゾワする。


そういえば私も、中学時代バベルの会のような読書クラブに所属していました。

(普通の公立中学、活動月一、部員3名の限界クラブ。良家のお嬢様…ミタコトナイデス💧)