私が所属している場所は、介護保険分野がメインになります。そして、難病指定など以外の慢性期に該当する方達が利用するのも介護保険が多いと思います。

この介護保険で何かサービスを受ける際、事業所さんと契約してから訪問やデイなどの利用が始まるのは知ってると思います。


ただ、介護保険(法)、法であるため、ある程度決まりがあるんですね。

その中で忘れがちな、大事な部分を抜粋してみます



簡単に言うと、自分でも状態が少しでも良くなるように努力しないといけないですよと言う事です。


結局、介護保険を利用して何かのサービスを受けますと決めた以上、この義務が発生する訳なんです。


この決まりがある以上、リハビリであれば、リハビリを受けるだけで自分で何も努力しないと言う事は決まりに違反してるんですよ。


法律違反で裁かれる訳ではないので、ないがしろにされていますが。


本来、人対人なので、医療職側からやる気を促す事は大事な事なんですが、それに任せきりはダメですって事を理解していない人も多くいます。


こんな事を書くと反感を買うかもしれませんが、決まりは決まり。いい大人であれば、しっかりと理解しないといけないと思います。


実際、人が来てリハビリをしてくれるのは助かるけど、運動は嫌、自主訓練は嫌、栄養管理は嫌、でもマッサージだけは気持ちいからして欲しいって方はかなり多くいます。


会社としてはそれでもお客さんなので、断る事はないですが、どんな関わり方をしても自分のやりたいようにしかやらない人には頭を抱えます。

中にはお金払ってるんだから自分のやりたいようにさせてくれ!なんて言う人も一部いますが、上に抜粋した文章のように、介護保険を使うと決めた以上、自身にも努力する義務が発生してると言う事を忘れないで頂きたい。


費用を公平に支払って頂いているので、リハビリも公平にしないといけないのはもちろんですが、やはり人と人との関わり。自身で努力している人としていない人であれば、努力している人を応援したくなるのは人として仕方ない事です。


介護保険下で、本当に現状を変えたいのであれば、セラピストも利用者さんも、お互いに努力しないと良い結果にはなりません。


お互いに努力義務がある以上、セラピストが勉強しないのも、自身の体を良くするために努力しないのも、どちらも厳しく言うと違反です。


法律が絡むと少し言い方がキツくはなりますが、何かが変わるきっかけになればと思います。