現在関わってる利用者さんで膝に水が溜まっている方が何人かいます。


よく膝に水が溜まって整形外科を受診すると水を抜かれますよね(^_^;)あんな太い針で。。。自分も長く整形外科で働かさせてもらったこともあり、針も見ましたが、注射嫌いの立場からすると怖くて無理です(^^;;


そして、水を抜くと癖になると、昔の人は言われます。それは嘘であって本当の話しです。


何が言いたいかといいますと、客観的に見て、膝に水が溜まるのが悪いことだと思う人も多くいます。

何かの原因で水が溜まる
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水が溜まって痛いから、整形外科受診をする。
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Drから水が溜まってるから膝が痛くて曲がらないんだよ。抜きましょうかね?と針を刺される。


そんな流れで穿刺をしちゃいます。これは膝に溜まった水を悪者だとした場合です。



逆に膝の立場から話をしてみます。
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何かの原因で水が溜まります。水が溜まるということは何かしらの損傷や炎症反応があるということになります。


我々の膝は水が10〜20mmℓ溜まると内側広筋に反射的な抑制がかかります。ちなみに10〜20mmℓだと触ってもわかりにくい事が多いです。


内側広筋は最終伸展に働き、作用すると関節内圧はMaxになります。



膝に何かしらの傷がある状態で、尚且つ内圧がMaxになった状態でがんがん最終伸展したらどうなりますか。


傷が広がりますよね。



なので、膝の立場から言わせていただくと、膝に何かしらの問題があるから水を溜め、最終伸展に働かないように内側広筋を抑制させています。


それなのに水を抜かれ、あら?せっかく溜めた水がなくなっちゃった!膝が伸びるようになっちゃったから関節に負担がかかっちゃうよ!


水を抜くことで一時的に痛みがなくなった人は、関節に問題を抱えたまま動いてしまいます。


問題が解決していないのに動くとさらに傷みますよね。すると膝は再び体を守る為、膝をあまり伸ばさないでよ!動いたらダメだよ!と水を溜めます。


これが水を抜くとすぐ溜まり癖になるという、嘘のような本当の話です。


元々活動量の多い人にありがちな話で、動くのが嫌いで、水を抜いた後じっとしている人は溜まりにくい事も多いです。



ちなみに元気に歩いていた方が、最近急に膝がガクッとするようになったけどなんでですか?って聞かれた事はないですか?


おそらく、触ってもわからない位の水が溜まり、反射的な抑制が出始めている可能性もあります。その場合、よく行われている膝のセッティングの練習は行うべきなのでしょうか?



体を守る為に抑制をかけたのに、外部からどんどん内側広筋に対してアプローチされると、時と場合によれば逆効果になると思います。むしろ、ほとんどの方がセッティングをすると大臀筋で代償しています。



本当にセッティングが必要なら長座位で大臀筋が働きにくい状態でした方がいいと思います。



そういった方も含め、ある程度の量の水なら活動量を調整し、場合によってはクーリングなどの指導で知らない間に症状が改善する場合もあります。



膝の立場から言わせてもらいましたが、水が溜まったままだともちろん拘縮も生じやすくなます。それに靭帯の損傷が既往にある方など、屈曲したままハムストリングを過剰に働かせると危ない方などもいます。



まったく動かずに廃用になるのも困りますし、色々と評価をする必要があると思います。




あ、訪問の仕事に興味がある方、是非一緒に働きましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧