直近で甲斐バンドのことを書きすぎていたからソロのことも。
このライブを超えるライブがあるのかと聞かれたらないくらい
セットリストとライブの音がとにかく圧倒された。
アンコールを待つときに泣いていてアンコールで圧倒されて、
薬師寺ライブに行くことに即決で決めたこライブ。
2012年6月17日でやったライブ。
1が昨年の2011年6月からのツアーでこれは見に行けなかった。
2011年、俺にとっては激動の年でライブどころの騒ぎではなかった。
子供が生まれることと大学を辞退すること震災、仕事に明け暮れる日々。
この年のことを振り返ると長くなるのでそれも後日。
やっと仕事にも慣れてきてネットで甲斐よしひろの情報を見たときに
翌日がこのツアーの最終日のZepp DiverCityでライブがあると知り
初めて自分の金で当日券でいったライブ。
当日券が先着順として開演の4時間前から並び絶対とるという決意のもと2階席の佐藤英二の正面をGET
バンドメンバーは
佐藤強一(D) 佐藤英二(G)渡辺等(B)土屋公平(G)のキーボードレスのライブ。
一人一人の音がとにかく身体全身に重く響く。
佐藤英二の職人の正確なギター。
蘭丸の重厚感あるギター
渡辺等のうなるベース。
佐藤強一のつぶがほとばしるドラム。
甲斐さんが59歳で年齢を感じない声とステージパフォーマンス。
1, レッド・スター
まさかオープニングがこれで始まると思わなかった。
歌詞とメロディーがとにかく好き。
2,ナイト・スウィート
やるのはロッキュメント以来だと思う。
2011年にソロアルバムの「ホームカミング」に収録されているバージョンだが、
当時の俺はその存在しら知らなくて、ロッキュメントの映像を何度も見た曲。
最初のドラムでもう俺は佐藤強一の虜になっていた。
3,浮気なスー
甲斐バンドの2009年の目線をあげてのアルバムからの曲。
ライブでやることはないと思っていた笑
4,ムーンライト・プリズナー
熱狂というライブ、BIGGIGで聞いたあのこの曲へのつながりからの音と。
やっと生で聞けたうれしさが爆発した。
5,橋の明かり
バラードでもかなりマニアックな曲。
甲斐さんも歌詞が途中で怪しくなるが俺は一言一句間違えることなく口ずさんでいた。
6,カオス
震災に対して甲斐よしひろのメッセージソング。
もともとベトナム戦争の後遺症でニューヨークの街のど真ん中で銃をぶっばなした事件と
エイズで亡くした友人に対して書いた曲。
まさかやるとは思わなかった。後日談で2011年のツアーでやるはずだったが
歌詞がストレートすぎてやめたと。
萩尾望都が「なのはな」を書き、俺にはこの曲があったと。
7,特効薬
ロックをやろうロックをという一言で始まった曲。
もちろん初めてライブで聞く曲。
金八先生での挿入歌で使われていたが、あきらかにCD音源を超えてきている。
蘭丸のギターがかっこよすぎる。
8,ダイナマイトが150屯
DVDではカットされていたが、佐藤強一のドラムが炸裂!
会場全体が熱狂。特効薬からの流れですごい!
9,渇いた街
4年ぶりに蘭丸とのツアーで絶対やりたいと思ってたというMCから
俺はレインキターーーと思っていたが始まった渇いた街。
歌詞がすごい。
「かよわぬ血の音を 今夜お前は聞いてる
寒けが身体を つきぬけるのを感じながら
生まれなかった生命 二人互いを責め
打ちのめす夜更けに 眠れないまま横たわる」
10,ビューティフル・エネルギー
渡辺等のウクレレと甲斐よしひろのみで歌われる曲。
途中でミッドナイトプラスワンの
「潮がひくように 消えていくんだろう はなしたくない 愛はもう戻らない」
この詩だけ歌われる。
11,立川ドライヴ
蘭丸に書いたナンバーを。
この曲は甲斐バンドのアルバムで収録されているが、
蘭丸でしか弾けないだろう。
12,レイン
びっくりしたのが、とにかくこの曲で客を煽る。
後半へのつなぎの曲の役割でレインをやるとは思わなかった。
13,メモリーグラス
佐藤強一のドラムで始まる。
ギターの音が聞こえるまでメモリーグラスだとわからないが、まさかメモリーグラスをやるとは思わなかった。
もちろん生で聞いたのが初だが、Series Of Dreams Tour Vol.1で、フルバンドで久方ぶりに披露したのだが、
佐藤英二ギターが加わることで音の重厚感が増す。このバンドでしか出せない音でとにかくかっこいい。
14,きんぽうげ
またしても佐藤強一のドラムで始まる。
ツインギターでこの曲とわかるが、この曲もまさかここでやるとは思わなかった。
しかも甲斐さん歌わない笑
客をとにかく煽り客が全力で歌う。俺らも全力で答えるがバンドのパワーが強すぎて届かない。。
15,絶対・愛
いやいや、、甲斐さんこれは死にますって笑
きんぽうげで上げに上げられた客のボルテージをさらにあげにかかる。
それに勢いを増すバンドと甲斐よしひろ、まだまだ来いよと煽る甲斐よしひろ。
渡辺等のベースがうなる。
16,風の中の火のように
この曲が本編ラストだと思っていた。
さらに畳みかける。最初から分厚い音が放出されてとにかく尻上がりに
熱狂が加速していく。
17,漂泊者 (アウトロー)
佐藤英二のイントロで始まるが、もう客も満身創痍笑
ほんまに死ぬかと思ったしそれでも畳みかけてくるbeatが凄まじい。
爆発しそう~で爆死するかおもた。
18,マッスル
一旦のMCを挟み始まるが、俺はHEROとか王道がくるとおもってた。
そこで甲斐よしひろが言った一言に俺は歓喜し涙した。
「今夜は本当に来てくれてありがとう マッスルをやるよ」
甲斐バンドで好きな曲なんですかと聞かれたら当時1位だったマッスル。
ダブルイニシアチブのアルバムでバラードバージョンを擦り切れるほど聞いたが、
あれは是非ともバンドで聞きたい。大森さんが亡くなられてもう実現することはないと思ってた曲。
蘭丸のギターがとにかくアルバムに近い。だが蘭丸の音。
オリジナルがいいとかではなく、この日のマッスルは一生忘れることない思い出の曲。
甲斐よしひろがとにかく振り絞るように歌い切る。
今夜のバンドの音の重厚感がこの曲と一番マッチしていた。
19,エキセントリック・アベニュー
アンコール1曲目。
まさか。。予想できひんて。
佐藤強一のドラムがつぶをほとばしるくらい厚い。
力強くバンドの音も重厚感がありこの曲の深みを増していく。
20,HERO (ヒーローになる時、それは今)
メンバー紹介からの曲。
今夜のバンドはえぐいくらいすごい。
1夜限りのワンナイトショー。
21,スマイル
Wアンコール1曲目
まさかのオケで客席からえーという声が多少あがったが、
俺は相当うれしかった。
詩とメロディーで切ない気持ちになる。
22,涙の十番街
一旦のMCを挟んで。
8月に甲斐バンドで薬師寺でやる野外ライブに向けての曲をという一言。
いやいや、、イントロで発狂しました。笑
しかも甲斐さんサングラスとってる!!
まさかラストの曲がこの曲は予想できない。。
ありがとうとバンドメンバーへ惜しみない声援を送り終わった夜、
最高のライブを見れたこととすばらしさ。
この最後の薬師寺に向けて涙の十番街をやることと
定番セットリストではなく、このマニアックなセットリスト。
薬師寺に期待しかない。
即日で嫁に、奈良まで遠征する口実を考えたのはゆうまでもない。
BEST OF LIVE