1996年10月12日 日本武道館でのライブ。
1986年に甲斐バンドが解散して10年
セルフカバーアルバムを出して本格的なツアーで再結成を行ったライブのファイナル公演。
甲斐よしひろ21周年の日本武道館では、田中一郎と松藤さんの二人で
大森さんが体調不良でゲスト参加できなかったので、
甲斐バンドの再結成としてはこのツアーが1986年の解散から初である。
DVDの内容としては、ライブおよびドキュメンタリーとしてリハの映像が多少ある。
こうゆう映像がとにかくたまらない。
松藤さんがドラムをたたくことがとにかく数曲であるが、この当時はもうフルでドラムを叩くことはないと思ってた。
当時4歳の俺は行った記憶はあるが、内容は覚えていない為DVDおよびTVでの生中継録画で補正している。
とにかく10年ぶりの甲斐バンドの日本武道館ライブで観客の熱量が尋常ではない。
DVDではカットされているが、「ポップコーンをほおばって」が当初「氷のくちびる」の後にやっているのだが、
客の歌声が大きすぎて甲斐さんが演奏音が聞こえずめちゃくちゃな感じになる笑
こうゆうのは生で相当ええとおもうんやけどな~
TV中継ではライブ前の甲斐さんに軽部さんがインタビューする映像があるが、これも相当貴重。
DVDでカットされた「街灯」は本当に名演。なんでカットされたのかわからないが相当いい。
1,三つ数えろ
松本人志にいじられていた銀のロングコート笑
セルフカバーヴァージョン。甲斐さんのテンションめちゃくちゃ高い!!
2,きんぽうげ
イチローとジョージが両サイドに走ってくる。ここでステージ後ろにもお客さんが入ってることを知る!
最初のイントロは甲斐バンドでしか出せない音。ソロだとあそこまでの音は出せない。
3,一世紀前のセックス・シンボル
セルフカバーバージョン!間奏の甲斐さんのダンスはレアだしあのステップは俺には絶対ふめない笑
ジョージのギターが光る!!
4,氷のくちびる
まさかの序盤でこの歌が聞けるとは。。21周年の時も2曲目だったし当時の甲斐さんのセットリストの組み方は
客を殺しに来ている笑
5,一日の終わり
松藤さんの隠れ名曲!
とにかく歌詞がいい。松藤さんと長岡さんはとにかくいい歌作るな~
「今日の言いわけに 明日も逢うのかい」
6,裏切りの街角
松藤さんのドラムキター 音が全く変わらない 落ち着く。
7,安奈
なかなか始まらない安奈笑
甲斐さんが座るパーの椅子みたいなやつ当時相当あこがれたな。。
8,LADY
とにかく大森さんのギターが変わらないし1980年のLADYのギターがそのまま聞こえてくることが感動もの。
9,観覧車'82
ステージライティングが日本武道館を1986年の解散ライブに引き戻す。
ただ過去を追いかけているのではなく、今の甲斐バンドの音、熱狂が伝わってくる。
10,ポップコーンをほおばって
日本武道館での公演がカットされ
天神での路上ライブ。時代背景は1996年の当時だが、
甲斐バンドと聞こえてくる音は古さを全く感じない。
こんなんゲリラでやったら天神で人死ぬやろ笑
11,HERO(ヒーローになる時、それは今)
俺の中で過去一番いいHEROはなんですかと聞かれたら真っ先にこのアレンジが出てくる。
とにかく叩き込まれる田中一光のドラムと間奏の大森さんとイチローの掛け合いはもう今後超えられないと思う。
12,翼あるもの
イチローがイントロで飛ぶ。相当熱い。熱気もすごい。
13,漂泊者(アウトロー)
爆発。ステージライティングもさることながら武道館のスケールを超えてくる。
14,冷血(コールド・ブラッド)
1985年のリリースから終盤の定番セットリストだったが、
1986年の甲斐バンドのライブよりエロいしかっこよすぎる。
15,100万$ナイト
最後のライティングは1980年のジョン・レノンの命日の日本武道館もすごい。
芦ノ湖の時も対岸に設置したミラーボールを照らしたというすごさもあったらしいが見れていない。
上記を超えるといっても過言ではないが、
今宵の100万$ナイトはなにがすごいかというと
ライティングが基本甲斐よしひろのみにあたるが、同じ光が大森信和にもあたり
甲斐よしひろの叫びと大森さんのギターがライティングでも音でもとにかく際立っている。
相当かっこいい。
16,ティーンエイジ・ラスト
甲斐バンド10年ぶりの最新作!
歌詞が30代とか家族というものをもったときに響くだろうな。
「家族とか未来は重荷かい、描いた未来が見えぬ苛立ち。」
17,港からやってきた女
やはりこの曲は大森さんとイチローのギターの掛け合いだろうな!
ドラムも松藤さんやしとにかく上がる。
18,破れたハートを売り物に
途中までツアーの客席で構成される。
甲斐バンドと共に生きてきた多くのファンが10年ぶりに再集合して
各々の人生を生きてステージで爆発させている、
この映像を見るだけでなぜか泣きそうになる。
まさに「生きることを素晴らしいと思いたい」
19,嵐の季節
大ラス。オリジナルもいいがセルフカバーバージョンもいい。
大合唱で終わるのがやっぱり甲斐バンドぽい!
大森さんが10年ぶりに曲を弾くけど、当時のように弾けちゃうなと笑いながら言ってだけど
身体にもう沁みついてる血潮みたいなもんだろうな、
甲斐さんも声がとにかく絶好調だし、
エンジンをかけるときにたまに見てしまう映像かな。
過去がいいとかではないけど、時代時代や今の気持ちで
同じ曲でも受け取り方や捉え方が全く違うもんな。。