後追い記事になります。
12月4日
2週間ぶりの【無料出張ドッグトレーニング】はララちゃんのトレーニング
前回は飼い主様が犬にしてほしい行動『望ましい行動』と、してほしくない行動『望ましくない行動』のメリハリが今までのララちゃんにとって、混乱というか、はっきりわからなくなってきているのではないかということでメリハリをつける意味で『クリッカー』という道具を導入しました
前回にも書きましたが、クリッカーとは望ましい行動をした時に鳴らす『音の出る道具』で、そのあとに報酬としておやつやおもちゃなど、その子にとって嬉しいことが起こる前の合図になるものです
ララちゃんは非常に『音』には敏感で、一番最初に出会った時にこのクリッカーの音でさえも気に入ってもらえず、クリッカーを使ってトレーニングできない状態で、人の言葉で『よし』『いけない』と、ここまでやってきました
ですが、外飼いから室内飼いになり、トレーニングもだいぶ入り落ち着いてきたということでクリッカーを導入しました
前回にクリッカーをはじめて使い、はじめのうちは少し緊張気味でしたが、トレーニング終了間際になると、それなりにクリッカーの音は安全だという認識ができてきたせいか、体の動き『ボディランゲージ』も強張っていませんでした
そして2週間もの間、ママさんにはララちゃんにもっとクリッカーの音に慣れ、さらに『クリッカーの音=良い事が起こる合図=良い行動をした』と分かってもらえるように、色々な場面で望ましい行動をした時にクリッカーを使っていただくようお願いをしていました
色々な場面とは、例えば今までトレーニングで教えてきた基本トレーニングでの指示語できちんと行動できた時、ゴハンをあげる前に指示を出した時など応用として日常で使っていただくのです
このメリハリをつけて、今後の引っ張りに対するトレーニングに繋げてゆきます
前置きが長くなりましたが・・・。
さて今回のララちゃんはきちんとクリッカーチューニングが完了しているでしょうか
*クリッカーチューニングとは、『クリッカーの音』を聞くと、犬が『良い事があるのでは』と反応することを言います。
お伺いして驚いたことがありました
今回のララちゃん、今までのララちゃんより別人いやいや別犬のようにさらに良い子になっていました
いつもだったら私がお伺いする時は興奮を抑えるためにクレート待機をしてもらっていて、私の姿を見るとクレートが動くくらいに大興奮してしまうこともあったのです
でも今回は、多少ソワソワするものの、おとなしく待っていてくれていました
クレートから出しても飛びつきもほとんど抑制され、興奮を抑えれずに飛びつこうとするものの、行動しようとする途中で、『飛びついてはいけないんだった』と判断できてきたのです
まだ100%ではありませんが、大きな成長です
クリッカーによる『メリハリをつける』といった意味で効果が早速出てきたのでしょうか
だとするならば、今後のトレーニングに大きな期待を持つことができます
そしてクリッカーチューニングもできていて、さらに基本トレーニングの『オスワリ・フセ・マテ』もクリッカーでできるようになりました
今回はクリッカーを使って、『ヒールポジション(人の横につくこと)・ヒールウォーク(人の横について歩くこと)』を室内で練習
すべてにおいてメリハリをつけ、マークしたい行動を強化していきます
ララちゃんにとって刺激の少ない安全だと思える場所で、しっかりアイコンタクトをしながら行動に移すことです
ヒールウォークは部屋の中から行い、次は廊下へと少しずつ距離を延ばしながら練習をし、室内で9割できるようになってから外でトレーニングをしていきます
いかに人に集中できるか。
いろいろな刺激に耐えられるか。
それに伴い、とても大事なステップとなります
少しずつ一つ一つの行動を繋げていきます
まずはヒールポジションから
ヒールポジションは犬を付ける時、一旦人の後ろに犬を誘導させるのですが、これもスムーズに誘導させることができ、きちんと横につく回数も増えてきました
きちんと横についていますね
理想の位置です
ヒールウォークも部屋の中で少し練習をしました
ママさんもクリッカーを鳴らすタイミングも分かってきたようです
少し後戻りしながらのトレーニングになりましたが、できないことを出来るまでやるより、何が原因でできないのか犬目線になって考えた結果、一歩前進できたように思います
まだ、これからも大事な作業になりますので、しっかり今までできたことを積み重ねて、引っ張りの抑制対応をしていきたいと思います
今回も勉強になりました
ありがとうございました