今まで自分という足元しか見てなかったのに、
自然と頭の中に他者がいることが多くなっていることに気がついた。
これでやっと"普通の人"になれる気がする。
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心の穴に泥水が流れ込む痛みを
文字を綴って吐き出すことに明け暮れ、
じたばたしているのに前に進まない日々。
この苦しさが続くのかと思っていたけれど、
時とともにちょっとずつ満たされたことで、
だんだん心の穴が小さくなっていった。
苦しさを吐き出す作業も少なくなって、
その結果心の中が空っぽになった。
そしたら孤独感と虚無に襲われた。
満たしているのに満たされない、
楽しいことが楽しくなくなる閉塞感。
興味のアンテナを立てたところで
同じように飽きていくことはどうするのやら。
必要なものはそれじゃないと、
ぼんやり見えたそのあとに、
空いた隙間に入れたいものは
思い出という感情の証とわかった。
ひとりで何かした記憶ではなく、
誰かと何かをした思い出。
だから他者が必要になった。
相手を見るようになった。
どうすれば快い気持ちを交換できるのか、
やっと考えられるようになった。
快い気持ちを交換した思い出を
たくさん残して生きたいと思った。
自分がほしいものが手に入るようにと、
まずは相手を満たしたいと思った。
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いまようやくここまでたどり着いた状態だから
この先うまく行くかまだわからない。
けど、足元にもこの先にも明かりのある道が見えた
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これ、一番いいのは人生のパートナーなんだよね。
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BGMは 黒木渚 の 檸檬の棘 (Al)
この人の言葉選びとか作品がやっぱり好きだなと思った。