もうここで終わりにしよう。
そう決めた数字。

 

1493 と同じ人のこと。

 

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縁は長く続く方がいい。

 

人付き合いが不器用なので

他の人と比べてその思いは強いようだ。

 

一度、深く仲良くなって、確かな関係が出来上がると、

もうこのままずっと続いていくものだと思う。思い込む。

そしてそれが当たり前のように思う。思い込む。

 

 

そんないつまでも続くと思ってた縁が薄れていった。


言葉で言われるより、態度や行動で示される方がリアルだ。

縁を続けることならば結婚しようが子供ができようがやりようはある。

そうじゃなく、もういいかなという意志表示を受けた。

それはとてつもなく大きなことで青天の霹靂だった。

 

基礎にしている土台の部分が削れる感覚って結構堪えるね。
ましてやこちらは仲良くしたい人であれば余計に。

背負わせたものを背負うんだから因果応報なんだろうな。

 

 

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さよならの意味なら深く知っている

君なのにさよなら お別れね

僕の帰る場所は今やもう君の心の中にはないのでしょう

 

フィルムズ / ポルノグラフィティ (作詞: 新藤晴一)

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会う約束をしていたので、

目的をできるだけ楽しみました。

 

そのあと、バイバイじゃなくてさよならをしてきた。

いままでみたいに改札まで送ろうかなと思ってたら

今日は行き先が違うらしくこちらが先に電車を降りた。

 

その後に出来た世界に向かう姿と、降りて置いてかれる姿。

変わっていって進む君と、あの頃のまま変わらずに留まる私。

なんだか、今を象徴するような状況だった。

 

久しぶりに顔見て話をして、

会えばまた今日の続きから始まることがわかったから

いまそのままをフリーズドライにして心の中に閉まっておく。

 

遠ざかる電車に向かって出た言葉は「じゃぁな」だった。

 

あっけない、実感ない、けど振り返らない。そう決めた。
 

これでもう流れてこないから残るは蜘蛛の糸。

 

 

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うしろを振り返ればすぐそこには

あの日の笑顔が追いついている

振り切ろうとすればするほど

細い糸が切れそうに揺れる

 

KANDATA / FLOW  (作詞: いしわたり淳治)

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人生の豊かさは振り返る思い出の豊かさだと思っている。
だから忘れたくない思い出と一緒に生きていたい。

 

そのためにも後悔のない終わり方がすごく重要で。

最後の瞬間に後悔がなければ綺麗に残るし、

綺麗な思い出ほどより強固に自分を支えてくれる。

終わりよければすべてよし。逆もまた然り。

 

ただ、どんなに綺麗な思い出として残ったところで、

もう誰とも共有できない思い出はどこをたゆたえばいいのだろうか。

それとももう思い出すら風で消えた砂上の楼閣なのだろうか。

思い出話をする相手を失った思い出は

形を留めておくための枠がなくなったみたいで

外気と混ざって色が薄れていく煙のよう。

もう記憶に宿る温もりすら掴めない蜃気楼みたいだ。

作った時間とだいたい同じ時間がかかって無くなっていく。

これも因果なんだろうな。

これからは思い出をひとりで抱え続けないといけない。

それはひどく虚しくとても厳しい道であることを常に突きつけられる。

 

 

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君に会えた事も

会えなくなった事も

きっと意味のある事なんだろう

全部持っていこう

君の代わりに連れて行こう

離れるのは嫌だと

認めてしまおう

 

君の代わり / back number (作詞: 清水依与吏)

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正直、手放したくないものだった。
もっと、いや、あと少しでもいいから時間がほしいと思ってた。
でも、優しさに甘えて頼って依存しているから

もう抜け出さないとダメだと思った。
言い足りないことも言いそびれたこともある。
でも、決めた。自分で決めた。

もう(なくても)大丈夫ってことを伝えたいんじゃない??
とある人から言われた。まだ腑に落ちてないけど、
そう受け止めることが抵抗なく自然と入っていく形のような気がする。
 

 

閉塞感から抜け出すために変化がほしいとは思ってたけど、
残したいものまで巻き込んではがしていく。

そうね、都合よく残すことなんてできないね。

 

お金は滞留させないで回した方がいいなんて言うけど、

縁も同じように巡り巡らせ入れ替わっていくべきなのだろうか。

ただ、しがみついているなら変えた方がいいんだろうな。

 

振り返ること、反省すること、学びとして生かすこと。
縁が巡るものだとしてもやるべきことはある。

 

向き合うべき自分の課題を痛みとともに思い知らされた。

解っていながら分かってなかったこと。

 

 

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どれくらい

あの日から月日

流れただろうか? 

でも今が

あなたが

幸せだって思って

彼と暮らしていれば良い

それだけで良い

 

餞の詩 / グッドモーニングアメリカ (作詞: 金廣 真悟)

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この言葉は風に流れていけばそれでいい

届きようが届かなかろうがそれでいい


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ベースになるのは1つのことだけど、

縁が途絶えた、壊れた、消えた。
3つの別れが重なった日のこと、

他にもご縁が終わる感覚が

最近立て続けに重なったので、

そのエッセンスも入れました。

 

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BGMはなし