指揮者の福田光太郎先生がちょっとお知り合いで(ってすごい縁。)
その関係で隅っこのほうで聴かせていただきました。


(どうしてもバンドやる人間としての対比ばっかです。というおことわりを先に。)
(浅知恵で書いてるので間違ってたら"やさしく"教えてください。)

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クラシックの世界は今まで学校の授業程度で、

目の前で実際に楽器を演奏してる場は初めてでした。


∫生音で聞くぜいたく
まず最初に感じたのは、生音で聞くぜいたくさでした。

アン直の音が聞こえる

と書きましたが、この時と同じく演奏されたものを直接聞くぜいたく。
(ちなみにギターにおけるアンプは楽器の一部として考えてください。)

技術の進歩でより原音に忠実に録音する技術があると思いますし、
その違いを感じる耳を多分持ってないと思います。
ですが、CDでもなく、録画された映像でもなく、マイクやレンズを一度も通さず、
目の前の100%のものを100%感じることのできるぜいたく。

これこそ演奏会(=ライブ)に行く意味であり、わざわざ会場に行く価値だと思います。
これが最初から最期まで感じたことでした。


あと、同時に感じたのが視覚と聴覚が統合されてない感じ。

目の前の映像と、今聞こえる音が別世界というか、

聞こえてる音が目の前で演奏されていることに実感がわかなかったというか。

テレビの中の有名人が目の前にいたら

っぁ。あの人って実在していたんだ

って感覚です。w

そう。ぜいたく過ぎて感覚がついていけてなかったのだと思います。


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6時すぎからにいたのでリハも現場にいたのですが、

時々、吹奏楽部の練習を眺めてたことがあったのと同じ感覚でした。

のだめの感じというか。(あんなにコメディではないですが。)

まぁド素人にはなにが違うのか全然さっぱり。(笑)



∫あの人数
バンドだとライブで多くて10人弱がいいとこで
バイオリンだけでその人数を優に超えるたくさんの人。
すごいというか、感動ポイントでした。

あと、そこにいた方の年齢層がいろいろだったことも。
おじさまやおねぇさまもいましたし、
自分と多分同年代だろうという人もいましたし、
(こゆ人みてると自分の無力感がやばいんだよなー)
一番下は自分より若い人もいました。


∫組織と個人
これは昔どれみふぁワンダーランドというNHKでやってた番組で
宮川彬良とRAGFAIR(の土屋礼央)が話をしていた内容ですが、
サッカーと音楽に通じることを礼央が彬良さんに話をし、
それを彬良さんがわかったというところから話が始まります。

南米的なサッカー(=個人技中心)とバンド(=ノリ)


欧米的なサッカー(=組織中心)とオーケストラ(=規律)

を結びつけていて、そして

お互いがどこか、お互いに憧れがある。

という内容でした。


あの緻密に組み立てられた音楽。
やっぱりバンドの人間として、上品できらびやかに見えます。
うらやましいです。

(果たして逆があるかは自分には疑問ですがw)


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∫ギターとバイオリン、楽器の話。
ギターもバイオリンと同じ弦楽器という視点を持つと、

ピチカート奏法(指で弾く奏法)はミュートやブラッシングに通じるとこがあります。
(これはまんまWikiの受け売りですがw。音聞くまで気が付かなかったw)
それがビジュアル的には指弾きなのに出てくる音は全然違ったりするのがおもしろい!


あとバイオリンはギターと違いフレットレスだなーと。

ギターにはフレットがあって、
その間隔であれば基本的にどこを押さえても同じ音が鳴ります。

しかし、バイオリンのようにフレットレスだと自分の指がまさに出てくる音階に直接影響する訳です。

早い話が
鍵盤を押せばいつでも同じ音が出るピアノと同じなのがギターで、
歌声と同じように音を自分で調節しないといけないのがバイオリンという話です。
(つまりバイオリンには音痴が存在するのです。しずk(ry)

バイオリンやれば耳鍛えられそうだなー
(イヤイヤ、ギターもろくにできないのに新しい楽器に手を出しても。。)


あと同じように他の楽器に目を向けると、

打楽器とドラムは同じリズムセクションではあってもやっぱり似てて非なるところが多くて、

バンドにおけるドラムはまず第一がリズムキープです。
それをベースと一緒になってリズム隊を作ります。

しかし、オーケストラにはリズムキープをする役割として指揮者がいます。

だから、打楽器は常には演奏してないのです。

そそ。指揮者がベンチから指示を出す監督に重なって見えましたw
(上に出したとおりサッカーのことが頭にあったので余計に)

そういえば吹奏楽部の演奏の時はパーカスの子が忙しそうに色々な楽器を演奏してたっけ。


∫チューニング

本番前などまずピアノが音を鳴らし、コンマスのバイオリンの音を聞き、
各々自分のチューニングを確認して始まります。
といっても、絶対音感は持ってないのでなんの音かわかりませんでしたが。
(調べるとE(ミ)でした。)

ちなみにギターの低い弦からEADGBEなのでバイオリンのGDAEの逆順だったりします。
(隣り合う音は鍵盤で白鍵も黒鍵も込みで5音分の間隔。)

ちょっと気になるのはA=440Hzなのかなーと。
ってこれは流してください。
わかる人がわかればいいので。


ちなみにクラシックの世界はドイツ語なのでEは"えー"と読みます。
↑ただ二外ドイツ語選択だっただけ

ちなみに音階もドから
C(ツェー)
D(デー)
E(エー)
F(エフ)
G(ゲー)
A(アー)
H(ハー)
ですからね。
↑ちょっと知ってる知識をひけらかしてるだけ


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3時間という短い時間でしたが、

非日常空間を味わうことができたので大満足でした。

まずなにより招いてくれた福田さんに感謝です。

そしてご縁を運んでくれた杉田さんにも。


ホントは人のいないときの部屋のナチュラルなリバーブを体験してみたかったです。

そこで大声出して歌ったら気持ちいいだろうなww

次はこき使われてもいいから最初からいたいです。


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120+ 30(電車内で) min
ちなみにBGMは最近借りたDazzle Visionでしたwww
クラシックの話をするにのなぜこの選曲ww
気がついたのが最期にここ書いてる時とか遅すぎwww