ただの近況報告として書いてるこの雑記シリーズ。
今回はGWの旅行分をお送りいたします。

文字数カウント10995。

旅行の話だけ切り出したのにそれでも多いね。

 

だいたい時系列順に並んでいます。
頭の一文だけ斜め読みしてもらっても大丈夫です。
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サカナクションが福岡で当たったので、
西九州新幹線が新規開業したし、
日田彦山線もBRTで復活したし、
他にも九州の乗ってない路線に乗ろう、
あと長崎行くなら軍艦島行きたいな。
って感じで2月に旅程を組んだ。
GWだったから早めに動いて正解だったと思う。

飛行機を長崎発着にして、
九州の上半分をぐるっと回る予定にしたのは、
軍艦島に連日チャレンジするより、
最初と最後に予定を入れた方が、
気象条件ばらけて成功確率上がるかなって考えたから。


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目次代わりのざっくり概要

1日目後半 軍艦島
2日目前半 長崎から熊本へフェリー
2日目後半 南阿蘇鉄道
3日目前半 阿蘇観光
3日目後半 黒川温泉
4日目前半 日田彦山線BRT
4日目後半 小倉博多ライブ
5日目前半 呼子でイカ
5日目後半 唐津観光
6日目前半 西九州新幹線
6日目後半 ハウステンボス


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---(1日目)


GWだからと構えて行ったのに、
中日だったからか、朝早かったからか、
思ってより混んでなくて拍子抜けした。

そそそ。羽田のカードラウンジ、
保安検査後にもあるんじゃん。
ってもトイレが近くなるからがぶ飲みできないけどね。

離陸直後、大井の車両基地にドクターイエローがいたのと、
富士山が雲の中から顔を出してたのはわかったけど、
あとは雲の中だったからなんも見えなかったな。


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長崎空港に降りてから市内にバスで移動して、
さっそく、軍艦島のツアーに。

近くにある有人島の高島で模型を見ながら説明を受けて、
そのあと、端島に向かって、
まずは外周をぐるっと周ったんだけど、
西側はさすが外湾、波風強かった。
だから、東側(内湾)に船着場を作ったんだなと。
風が吹いてて心配だったけど、
条件満たしてたので無事に上陸できた。
観測所は超えてなかったかららしい。裏話。

いやぁ、The King of 廃墟。
負の遺産ではないんだけど、
なんとなくどんよりした空気感だった。


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もともと漁師が寄って使うぐらいの岩礁だったんだけど、
寒くて火をつけたら燃えたので炭鉱として開発することになって、
三菱が当時の佐賀藩から島を買って全部整備したとのこと。
島自体も石炭を採るときに出た岩石で埋めててて拡張されている。

石炭は海底にあるので、
606mエレベーターで下って、さらにトロッコで斜めに480m降りて、
入口から距離にして3km移動したところが炭鉱の入り口。
採掘した石炭は3日に1日、八幡に出荷してたとのこと。

内湾側に船着場があって、石炭を積み込む設備もそこにあるから、
裏側(外湾側)に住居や生活のための施設があって、
住民は船着場から地下のトンネルを抜けてたらしい。
台風のときは波がすごいから、
防波棟という海側に窓がない建物を作って、
波を防いでたんだって。
最盛期は5400人が住んでいて、
パチンコ屋を含めて、火葬場以外はあったって言ってた。
最盛期含め真水(生活用水)が問題だったんだけど、
初の海底水道管が敷かれたことで解決したとのこと。
本島側の方が標高高いから、位置エネルギーでポンプいらず。
他にも鉄筋7階の小中学校があったり最先端のものも多かったらしい。


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住民がいた時代は常に炭鉱が稼働していて、
夜も明るくて灯台がいらなかったんだけど、
炭鉱が閉山して産業がなくなって、
無人島になったから灯台を建てたと聞いた。
やっぱり雰囲気が違う、浮いてる。仕方ないけど。
トンマナがあってないというか。

あと、全部の建物が自然倒壊してきている中で、
ここ15年でかなり劣化したとガイドさんが言ってた。
コンベアーも鉄塔も朽ちて倒れたとのこと。


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この日の夜は、ハトシとちゃんぽんを食べた。
このあと登場する熊本在住の友達からハトシを教えてもらって、
いくつかお店を調べたときに、
四海楼でちゃんぽん食べたことなかったのでちょうどいいやと。

ハトシはふわふわで何これだった。
ちゃんぽんは超正統派で欠点なかった。

ちなみに、最終日の宿の朝食、
帰りの長崎空港の売店と3回ハトシを食べた。


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---(2日目)


前半は長崎から島原へ移動して、
島原から有明海を横切って熊本へ抜けた。

長崎駅の駅舎(と動線)が変わってて、
改札の場所がわかんなくて焦った。
こゆときは人の流れに付いていくのが正解。

有明海のフェリー、内湾だから穏やかだなーって思ってたら、
風が吹いて旗がバタバタなびいて、船首も揺れてた。

これで航路でしか渡れない県境を1つクリアした。

そういえばだけど、
鉄道ってお願いすればだいたい切符を持ち帰れるのに、
フェリーの切符って持ち帰れたことがない。
この差は何なんだろう。

そそそ、島原のフェリー乗り場に既にくまモンがいて、
フェリーの中にもくまモンがいて、
熊本に着く前からくまモンだった。さすが。


---(引用ここから)---
くまモンを見つけたら即終了の熊本旅行、飛行機も新幹線も駄目なので鹿児島の長島蔵之元港から熊本の天草牛深港に船で渡ろうとすると、県境をまたぐ前に終了する
(くまモンが描かれた第二天長丸の写真)

from かも🚙🦆 (@musenbu1010) その1 その2
---(引用ここまで)---
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後半は熊本から復旧した南阿蘇鉄道に乗った。

先に肥後大津のゾロ像に寄ったり、
あと、某半導体工場が車窓からちらっと見えたりした。

そして立野から南阿蘇鉄道に。
最初のひと駅までがハイライトで、
復旧した橋を渡り、カルデラの内側に入っていった。
阿蘇山はガスって見えなかったけど、
カルデラの中を走って大地の雄大さを感じて、
30分あっという間に高森駅に到着した。
車窓眺めるだけでほんとに癒されたわ。

高森駅はまず、フランキー像を見て、
からの高森湧水トンネル公園へ。
南阿蘇鉄道って、
高森駅に入る前にぐいーんってカーブするんだけど、
カーブしない延長線上にトンネルがあるんだよね。
もともと高千穂を目指したんだけど、
トンネルの出水が理由で工事を断念して、
せっかくならとそのトンネルを公園として公開した場所。
普段通る道路用のトンネルより高さがあるなと思ったけど、
非電化でも列車の車両を通すならこれぐらいかもなと思った。
外の湧き水が汲めるところでお水飲んだ。南阿蘇の天然水。

そそ、行きは観光列車でもないのに、
橋を渡るときに徐行運転してくれたり、

いろんなアナウンスも入れてくれて、
逆に帰りは高校生多かったから通常運転で、
車内の雰囲気に合わせてくれたのすごくありがたかった。
あと、思ったより高校生が通しで乗ってた。
新しい車両を引き当てたんだけど、きれいだったな。
全線でも片道30分だからかトイレなかった。


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最後は阿蘇駅のウソップ像に寄っておしまい。


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長崎から阿蘇って1日で結構移動したなと思った。
すでに行ったことあったから飛ばしたけど、
普段だったら2~3日かける距離だなと。


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---(3日目)


前半は阿蘇の観光。2年前の忘れ物回収ツアー。
混まないうちにと、早めに出て阿蘇神社へ。
復興した楼門がちゃんと見れた。印刷じゃなかった。

からの時間が空いてたので、
南阿蘇鉄道の列車が第一白川橋梁を渡るのを見て、
さらに南阿蘇のカルデラの中を少しドライブして、
熊本地震の震災遺構である記憶の廻廊へ。
正確にはロビン像があるところで知って、
震災遺構だったから見学しようと。
ちなみに7割ロビンちゃん目当てらしい。


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遺構はもともと東海大学のキャンパスで、
建物の下に断層が通っているから再開は難しく、
だったら一部壊して遺構として保存したものだった。
鉄筋むき出しの柱、崩れた階段、
補強された状態で傾きながら立っていた。

一度大きく揺れたあとにもう一度揺れて、
(あとからこれが前震と本震として扱われた)
いつまで続くかわからない不安を抱えてたんだなと。
物理的に遠いから関心薄かったなと思った。

そういえば、
前回阿蘇に来たとき、阿蘇神社とか新阿蘇大橋とか熊本城とか、
震災で被害を受けた建築物は見たけれど、
震災そのものは正面から見てなかったなと思った。

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そそそ。
時間が中途半端でもう一度、阿蘇神社に行ったりして、
だご汁街道こと国道57号線を何往復もしたわ。


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からの阿蘇中岳の火口に。
前回、噴火警戒レベル2で火口付近は立ち入り禁止だったので、
ちゃんと火口付近まで行けたからリベンジ達成。
モクモクと青白い煙をずっとあげてた。
あと、噴石防護ドームが至るところにあった。
てか、火口をのぞこうと思ったら、
遊覧ヘリコプターに乗る必要あるのね。
ちなみに火口付近いるとヘリが結構うるさい。

駐車場入るのに20分待たされたのは予想外だった。
手前のT字路のあたりから渋滞してた。

てか、勝手に富士山みたいな山体を想像してたけど、
阿蘇五岳(ごがく)って言葉があるように、
いくつもの山が集まっている場所だから、
周りを見ても山に囲まれてたし、
そもそも中岳の頂上でもなく、
山の途中にいきなり火口があるって感じだった。

そして阿蘇って、ドライブするにはほんとにいいよねー
草千里や阿蘇山、南阿蘇含めてカルデラの地形、
阿蘇山から見るカルデラの先の久住連山の雰囲気、
別荘買って夏休みに1ヶ月ぐらい暮らしたい。
それか福岡住んでたら毎年行ってると思う。
(移住したいとは言ってない)


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後半は黒川温泉へ。阿蘇からバスで移動した。
入浴手形買って、含鉄泉の湯本荘と硫黄泉の美里へ。
泉質が豊富と聞いて、珍しいやつとベタなやつから選んだ。
湯本荘はあっついなーと思ってたら熱湯にずっと浸かってた。
美里はぬるめのお湯に長めに浸かって気持ちよかった。
効能とか泉質の違いはわかんないので触れない。
ちなみに最後の1ヶ所は湯上がりに飲むサイダーと交換した。
川沿いの山間部にこじんまりとあって、
泉質も種類が多くて選べぶのも楽しいし、
端から端まで歩いてもそんな距離ないし、
手形を持って浴衣で温泉街の中を歩くのもいい。
ただ、2食付きの温泉宿ばっかりだし、
素泊まり用のご飯屋がないのは文句言いたい。


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ちなみに黒川温泉は熊本在住の友達と一緒にまわってた。
2時間以上、ずーっとおしゃべりしながらだった。
転職で移住すると聞いて、会いに行くと言ってたのでね。


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---(4日目)


前半は杖立から日田に抜けて、
さらにBRTで復旧した日田彦山線に乗った。

まずは日田に行くために杖立に寄ったんだけど、
鯉のぼりがめっちゃすごかった。想像以上だった。
もうちょい早く出てちゃんと時間取ればよかったな。
ちゃんと見ると名前が書いてあって、
鯉のぼりって子供の成長を願うものだったね。と。

そや、後から地図見たらほんとに県境すぐそばで、
バス乗ってすぐのトンネル抜けたらもう大分県だった。
ダムがあったり、梅干しののぼりを見かけたりしたのと、
ゆるやかに下っていった印象を覚えてる。
開けたなと思ったら市街地平地で日田駅に到着。


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そしてお目当ての日田彦山線BRTへ。

日田は駅前の路線バスのりばにバスが入ってきて、
駅からしばらくは大通りを通って、
光岡駅に寄り道してる感じだった。
ここまで完全にただの路線バス。
市街地抜けて夜明駅を過ぎてからは、
もとの線路に並行する国道211号線へ。
一緒に見えるのは大肥川(流れは南向き)。
ちなみに線路跡は対岸だった。
駅に寄ったときにわかった。

川と国道と鉄道、並び走るその道を
毎日、通(かよ)っていたいからー
by 平松愛理「部屋とYシャツと私」

通りを外れたから専用道かなと思ってたら、
集落に寄ってるだけのフェイントで、
宝珠山駅にそれっぽい設備があったから、
今度こそ専用道へ。
ここに鉄道が走ってたことがありありと感じられて、
乗り鉄としてはそんなに悪いもんでもないかなと思った。
筑前岩屋駅で列車交換(というよりすれ違い)をして、
その先の長い釈迦岳トンネルを抜けた。

踏切があったところは、
専用道側に乗用車進入禁止の遮断器があって、
車内のスイッチ押すと、遮断器が上がる感じだった。

トンネルがあった釈迦岳が分水嶺なんだろうね。
今度は(福岡)県道52号線と深倉川とともに、
彦山駅から一般道を通って添田駅へ。
もうちょい専用道を味わいたかったな。

添田駅、前に行ったのBRTの工事が始まる前だったんだけど、
バス側は、線路跡を嵩上げしてホームの高さに合わせてて、
鉄道とバスが対面乗り換えだった。新鮮な光景だった。
ちなみにBRT以外にも西鉄バスも使ってて、
どちらかというと鉄道がオマケなぐらいだった。
あと、BRTバスの車庫もあったんだけど、
添田線や駅舎の跡地を使ってた。


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そや、杖立から添田まで路線バス3時間だった。
それ目的だからなんにも問題ないけどね。


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添田から田川後藤寺まで、我が癒しのキハ40系だった。
あと何回乗れるのだろうか。北海道も行っておこう。
てか、運転手のブレーキがキツかったの気のせいか。


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後半は小倉と博多、そしてライブへ。
まずは小倉駅の周りのポケふた寄ってからの、
ゼンリンの地図の歴史博物館に。

ギリシャで地球球体説が出たのに、
キリスト教が後退させたの面白いな。
そのあと、コペルニクスまで待たなきゃいけなかったんでしょ。
あとは「ヨーロッパの地図に登場する日本」の歴史もあった。
次いで日本国内の地図の歴史で長久保赤水が紹介されてて、
まったく知らなかったから知識が増えてよかった。

赤水図、伊能忠敬より精度は低いが半世紀早い、庶民のものとして普及。
補強されているとは言ってたものの、200年前のものが現存してたのすごい。
伊能図、伊能忠敬死後に孫が幕府に奉納、公費負担で機密情報扱い。
そんな伊能図をシーボルトが持ち出して大問題に。
あと、間宮林蔵って伊能忠敬の弟子だったんだ。知らなかった。


---(引用ここから)---
日本をはじめ、非ヨーロッパ圏の国々での史学の使命として重要なのは、ヨーロッパ圏とヨーロッパ圏からの影響を強く受けた時代以外には歴史は存在しないというヨーロッパ中心史観に異議申し立てをすること。

(後略)


from 村山茂樹 (@Clunio)
---(引用ここまで)---
---(引用ここから)---
伊能忠敬以前の長久保赤水が測量せずとも「自室の壁に白地図を貼って,旅の僧侶や商人を呼び込み,茶菓で歓待してその郷里や道中の地理を聞き出し,新知見を白地図にどんどん書き入れて地図を完成させた」という話を聞いてからは,古代人が意外に正確な地理を知っていても不思議に思わなくなりました😂

(後略)


from 古代ギリシャのヘルメス (@kodaigirisyano)
---(引用ここまで)---
---(引用ここから)---
「伊能忠敬の日本地図は緯度よりも経度の誤差が大きい、なぜか?」
高校の時に質問されて、地味に答えに詰まった(^_^;)
伊能図と現代の日本地図と重ねると、南北はピッタリ合うのに東西にズレが出る
初めてみた時は「へぇ?」だった
南北(緯度)は北極星の高度だから、分度器で測る
東西(経度)は南中時刻のズレだから、南中高度と時計で測る
江戸時代の時計は精度が高くないのが経線の誤差が大きい原因

地球儀上で等価に見える「緯線」と「経線」の測り方が全く違うというのに感動した覚えがある
(後略)


from 謎水💦暗黒通信団ブロンズ戦闘員 (@genmeisui) その1 その2 その3 その4
---(引用ここまで)---
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博多に着いてからは七隈線の延伸区間に。
博多駅を出て明かり区間ですぐ櫛田神社前、
ぐいんと曲がって天神南、
たった3分の区間の延伸だった。
深かったけどアップダウンもなく、
シールドは2本、車体が小さいからトンネルも狭かった。
あと、もともとあった天神南博多方の引き上げ線、
真ん中の1本を残してるから折り返しできるみたい。


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サカナのライブ中のMCで江島さんも触れたけど、
福岡の一大イベントであるどんたくやってたんだよね。
地下鉄降りてから↓のめんたい重を買う道すがら、
ちょっとだけ大通りに出て見た。


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この日のライブ前に、
博多めんたい重と西中洲料亭プリンを食べた。
めんたい重は海苔に昆布にタレに旨味のバフかけまくって、
それでも明太子が主役でおいしかった。
プリンは飲めるぐらいトロトロで、
カラメルがゼリー状だったから絡める量を調節した。
どっちも直球勝負だった。


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---(5日目)


前半というか結果的にほぼ1日、イカを食べに呼子へ。
佐賀県内どこ行こうか調べてるときに見つけたんだけど、
鉄道なくて後回しになってたからちょうどよかった。

唐津からバス乗ったあとに西唐津から人が増えて、
呼子に近づいてきたら臨時駐車場の看板があって、
車が詰まって止まったときに運転手さんから、
普段ならあと5分だけど、歩いた方が早いと言われ、
最後は10分ぐらい歩いて町中に着いた。
まだ昼前で開店してないのに、
狙ってたお店に人がいっぱいいて、
受付のための行列に30分以上並んだけど、
どうやら現時点で夕方までかかることがわかって、
さすがに諦めて別のお店を探したんだけど、
すでに受付終了してたり臨時休業だったり、
マジでイカ難民になりかけながらなんとかお店見つけて、
バスの待合所で時間つぶしたりして、
到着から4時間半かかってやっとお店に入れた。
まじで呼子の悪夢にならなくてよかった。
そして、食べたイカがめちゃくちゃおいしかった。
活造りはほんとにまだ動いてたし、
刺身は歯ごたえあってもしつこくなく、
逆に天ぷらは適度な柔らかさがよかった。
まじで今まで食べた中で1番のイカだった。
ちなみに朝市も行ったけど、ほとんど記憶ない。


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後半というかほぼ1/5日、
呼子からの帰りに唐津で旧唐津銀行に寄った。

東京駅と同じく、辰野金吾の建築。
窓口に格子の仕切りがあるやつ初めて見た。
他の部屋も意匠が凝ってて面白かった。
そや、1億円分の札束を再現したものがあったんだけど、
思ったより軽かった。こんなもんかって感じ。
脇に抱えれば両手で2億円持てる。

そそそ、唐津の街中で陶器市やってた。


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唐津から長崎まで移動してこの日はおしまい。


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そや、この日泊まった長崎のホテル、
Wi-fiがパス入力なしで繋がったから、
まさかの来たことあるホテルだった。
駅から向かうときに、
なんとなくこの辺来たことある気がしてたけど、
同じところなんて思いもしなかった。
2018年の夏から約6年振りですね。


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---(6日目)


冒頭でちょっと書いたけど、
この日はもともと軍艦島の予備日にしてたものを、
無事に初日に上陸できたから、
ハウステンボスに向かった。

そして、前半というかほぼほぼ1/10日、西九州新幹線に乗った。
ハウステンボスへの移動をちょっと遠回りした感じ。

電光掲示板の行き先がリレーした先になってた。
下り1号の折り返しが上りの8号だった。
長崎駅出てすぐ長崎本線と分かれてトンネルへ。
ざんねん、新しいスタジアムは見えませんでした。
新大村駅前後で海が見えたのと、
嬉野温泉駅出てすぐ武雄温泉駅のアナウンスあった、
と、これぐらいでしょうか。乗車時間30分。
武雄温泉駅、改札なしで特急に対面乗り換え。
ただ、10番線に入るのリレーかもめだけで、
在来線やらリレーしない特急は改札通る必要あり。

ヘッドカバーが革だったり、
シートピッチが広めだったり、
そもそも6両編成だったり、
それでもガラガラだったり、
余裕あるんだなって感じだった。
(ちなみにリレーかもめは8両だったり)

全体的に駅の前後ぐらいしか地上区間なくて、
トンネルだらけだなって印象。
そそ、駅が近くなると車内の照明が明るくなるんだよね。

そのまま佐世保線から大村線に入ってハウステンボスへ。
というか早岐からバス乗ろうと思ってたのに、
バス停わかんなくて乗りそこねた。


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そして後半というかほぼほぼ1日、ハウステンボスに。

まずはハウステンボス駅で、
どうでしょうの聖地巡礼してから中へ。
1日じゃ足りないのを調べてたから、
今回はハーバーゲートより手前のエリアに絞った。

最初、シューティングスターへ。
ジップラインやってみたかったんだよね。
宙吊り状態でセットしたところから、ストッパー外して発射。
気持ちよかったけど、もっとスピードあって良い。
感覚的には原付きと同じぐらいだったから30km/hかな。
ちなみに、降りる分を最初に登らないといけない。
頭になかったけど、考えてみりゃ当然っちゃ当然。

そのあとはぐるぐる歩きながら、
空いてるところにテキトーに入っていく感じに。
展望台に登ったり、観覧車に乗ったり、
カロヤンの澄んだ音を聞いたりした。
あと、劇場で天鼓のショーも見たよ。
姉さん2人がめっちゃ細マッチョだった。

日本だとミッフィー(miffy)で名前が通ってるけど、
英訳した際の名前がそのまま定着してるみたいで、
原語のオランダ語だとnijntje(ナインチェ)って名前なのね。

カステラの食べ比べができたので、
好みの五三焼きのものをおみやげで買った。
ちゅーりーのことも忘れないでね。
ちなみに空港で松翁軒も買い足したわ。

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長崎でカステラ買おうと思うと、
めちゃくちゃいろんなメーカーがあるの、
他県でよくある果物の品種で会話するのと同じなんだろうな。


---(引用ここから)---
世帯あたりのカステラ支出額(総世帯、品目分類、年間、都道府県別、円)(2018年)。確かに長崎県だけカステラへの支出額はダンチ。グラフ化は略するけど12月に限定しても似たような結果が出ている。長崎県ではケーキのことをカステラと呼ぶ風習があるわけではないし…


from 不破雷蔵 (@Fuwarin)
---(引用ここまで)---

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どこ撮っても映えるけど、たぶんバレる。
ネズミの国とか寄せ集め撮影所と同じ。


---(引用ここから)---
ハウステンボスをオランダ人が見たら自国にいるのかと錯覚するがいろんな地方の街並みが隣に並んでるのでだんだん奇妙な感覚に陥りそして視界に山が映り込んでやっとネーデルラントじゃない現実に辿り着くみたいなこと言ってたな
そしてオランダより綺麗なオランダがある

(中略)
あとハウステンボスで遊んでた長崎人が本物のオランダの街並みを見ると「私、ここ知ってる…昔みたことある…なんだか懐かしい気がする(ハウステンボスで見たから)」という転生主人公みたいな感じになる


from YAMADA (@NFn6d2) その1 その2
---(引用ここまで)---
---(引用ここから)---
オランダ出張経験のある父は、街並みがもっと汚くなれば本物そっくり、と太鼓判を押していました。
あと、デカいオランダ人が小さな車に無理矢理乗って走っていると、更に本物感が増すとも。


from 腹黒屋@避難基地 (@haragu86416)
---(引用ここまで)---
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最後はハウステンボスからバスで直接空港へ。
高速と新幹線は山の中の高いところ、
下道と在来線は市街地と海に近い低いところ。

紀伊半島までは見えなかったけど、
渥美半島からはどこにいるかわかった。
南側から反時計回りに回り込んで、
東からB滑走路に降りた。


---(引用ここから)---
旅行が好きだったり、地理に明るかったりすると、飛行機からの眺めが100倍面白くなりますね。予備知識は旅のスパイスです。

(後略)


from しろまる最北日記 (@Asuka_Shiromaru)
---(引用ここまで)---


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今回、終わるなぁ感なかったな。


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---(まとめ)


冒頭でもちょっと書いたけど、
軍艦島に上陸できるかわかんなかったから、
分岐パターンを全部書き出してシミュレーションしたんだけど、
結果として、初日に無事に上陸できたから、
考えたの全部無駄になってよかった。


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熊本でワンピースのキャラ像を結構ちゃんと回収したなと。
最初に熊本に行った2019年の年始のときは、
県庁にルフィ像ができたからと見に行ったけど、
それ以外は寄ってなかったんだよね。
ゾロ像とか意外と最近できたみたいだし。

そや、ワンピース熊本プロジェクトって震災以降で、
2016年当時のポスター見たらジンベエいなくて、
そうか、まだ麦わらの一味にいなかったんだって思った。
(まぁ、十分すぎるぐらいフラグが立ってたけど)

ちなみに2年前は宮地駅で乗り換えしたけど、
阿蘇駅で降りず、阿蘇の観光もレンタカーだったから、
ウソップ像に寄ってなかったんだ。


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ワンピースだけじゃなくてポケふたも行ったけど、
いまって、
町おこしの名の下に色んなIPが色んなコンテンツ仕込むよね。
土地のレイヤーが複雑になってるというか。


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今回、九州の未乗車区間をきれいに回収したので、
これでJRは(延伸した金沢-敦賀以外)全部乗った。
私鉄はあと都内近郊大手私鉄と黒部峡谷鉄道(-黒部ダム)、
北大阪急行電鉄の延伸区間、宇都宮LRTかな。
(運営主体変更を含めると旧北陸本線の三セクと牟岐線のDMV区間)

いやぁ、まだ注釈が多いなー
だけど、あとは虱を潰すだけってところまで来たな。


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南阿蘇鉄道乗ってるときに、
これが最後かって感じしなかったな。
まぁ、純粋に景色がよかったからだけど。


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日田彦山線のBRT、
鉄オタだからできるだけ鉄道がよかったけど、
鉄道時代の既存バス停もBRTに巻き込んでたり、
専用線を当初の予定より長くしたり、
地域交通の再編という意味では、
十分考えられてる良いものだと思ったよ。


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旅行の機会って有限だなと感じ始めている。
実際にペースとチャンスが減ってるし。


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そや、旅行中って、

いつもより朝早く起きて1日遊んで疲れて早く寝て、
その繰り返しをしてりゃそりゃ自然と朝型になるわ。
朝型矯正マシーンだわ。


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帰ってきてから、
見ないでおいた旅行先を特集してる録画を消化したんだけど、
やっぱ先に見てネタバレするより、
後に見て追体験する方がよいなと改めて思った。


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これ、旅行先のホテルで思う。
普段なら行こうと思えばすぐ行ける距離の話だけど、
旅行先だと東京までの距離がわかるから、
実感のわかない遠い場所の話に思えてくる。


---(引用ここから)---
東京の人達が「えーこれおいしそー!週末行ってみよー!」って見てる情報を、我々地方民は「はー東京ではこんなハイカラなもんが流行ってんのか。死ぬまでに一度くらいは生で拝めるだろうか。ナンマンダブナンマンダブ」くらいのテンションで見ている。

(後略)


from みづの (@mizunoman1214)
---(引用ここまで)---
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---(引用ここから)---
旅行に行ってホテル着いたらさ、テレビを見て欲しいのよ。NHKやBSじゃないぞ。地方ローカル局な。
すると普段見ないローカルCMが流れまくってる。そして合間に流れるニュースや天気予報。そして夕方のニュースを見てほしい。ぶっちゃけ下手な観光地に行くよりも、その土地の外連味のない文化を学べる


from 咲来さん@ (@sakkurusan)
---(引用ここまで)---
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BGMは TOMOO の TWO MOON (Al)
これは久しぶりに衝撃を受けたわ。