平成24年6月12日(火)早朝に目覚めた。5時くらいまではホテルのベッドの中で過ごしていたが
気持ちが落ち着かずに起きてシャワーを浴びた。
身支度を整えて昨日購入した朝ご飯用のおにぎりやお総菜をレンジで温めて食べたが、美味しくなかった
そうこうしてる間に7時くらいになる所だったので、旦那の顔を見て来よう!!看護師さんも早くから来ても大丈夫ですよと言ってくれたし。
そう思ってホテルを出て少し歩いたところで義姉から電話が入った。
「もう病院付近に来てるからホテルに向かいたいんだけど、駐車場はどこかな?」という事だったので、慌ててホテルに戻って駐車場の場所を聞いた
5分程待つと義兄夫婦の見慣れた車が近付いてきたので、駐車場の場所を教えて近くで降りてくるのを待った
「昨夜は寝れたかい?」と義兄が訊いてきたので、何度も夜中目が覚めた事を伝えると
「そうだよなぁ・・・旦那の大手術だもんな・・・」とテンションが低くなりかけた所で義姉が
「うさおちゃんは悪運強いから大丈夫」と励ましてくれた(私も旦那に似た様な事を言ったなぁ)
3人で近況を話しながら病院に向かった。
7階建ての大きな病院だけど
「地元病院よりちょっと古い感じね それだけお医者さんの確保やなんかに力を入れてるのね」と義姉が感想を述べた
それは全くその通りだと思う 地元病院綺麗だけどロクな医者居ないもの(笑)
ゆっくりゆっく~~~りな、エレベーターの到着を待って7階の旦那病室に向かった
そこには「」と緊張しまくって、ついでに空腹マックスな旦那がいた(恐)
でも手術に希望を持っているせいかさほど不機嫌でもなく
「何時に出てきたのさ?」と義兄達を気遣っていた
「(夜中の)1時だ」と義兄。
ひぇぇぇ~~遠くからご苦労様です
「こいつ(私)ホテル取ってるって言ってたから休ましてもらいな」と旦那が言った
大丈夫だよ~と義兄嫁は笑ってた
そうこうしている内に
「うさおさん、そろそろ手術室に向かいます」と看護師さんが迎えに来た
手術室に向かうエレベーターは別棟に有りそこまで一緒に行った
頑張ってね!!
と3人で見送った
来るべき時が来たのだな・・・
手術室に向かうエレベーターのすぐ後ろに売店・レストランのフロアーがあり、まずそこで何か飲もうという事になった
10時くらいまでそこで過ごし、レストランのランチタイム開始時間になったので、早めのお昼を食べに入った
手術室待合室は満室という事で院内で過ごしててくださいね、と言われてたのでそこにいたが
流石に義兄夫婦の疲労が出てきているので、ホテルに電話して事情を話したら
「掃除も済んでいるので構いませんよ」という事だったので義兄達に伝えホテルで休んでもらった
私はその場でひたすら東野圭吾氏と仙川環氏の小説を読んでいたが、頭に全く入らなかった
朝9時からの手術で予定では夕方4時に終わる筈だったが、全く呼ばれる気配はなかった
4時頃に仮眠を取った義兄達も戻ってきて一緒に待った。
・・・・5時・・・6時・・・。さすがに心配になって病棟に電話をしてみたがまだ終わったという報告はなく、今日はそのままICUで様子を見るという事だった
病棟から手術室に電話をしてくれて、家族待合室に来てお待ちくださいと伝言を伝えてくれた
行ってみると1組だけ家族が待っており、そのご家族もすぐに手術後のご家族の所へ呼ばれていった
6:30・・・7:00。
漸くそこで動きがあった。看護師さんが来て「もうあと10分程で手術が終わります。夕方、時間がかかりそうだという事で控室にいらっしゃるか探してたんですよ」
と、言われたので朝病棟看護師より言われたことを伝え、売店エリアでずっと待っていたことを話すと
「そうだったんですかこちらの手落ちで申し訳ありません・・・お疲れになったでしょう?」と気遣ってくれた
そろそろ8:00近い所で、手術を担当してくれたA先生が出向いてくれ経過を報告してくれた
腫瘍は周囲のリンパにもかなり付いておりそれを取るのに時間が掛かったという事。
予定していた箇所以外に胃の一部も切除したという事だった
私はただただ「ありがとうございます」とばかり言ってた
義兄嫁は涙ぐみ義兄も言葉に詰まっていた
その後ICUの病室に呼ばれ、旦那に面会した
まだ麻酔は効いていたが、不機嫌マックスで横たわっていた
「痛い!!」←手術でずっと同じ体勢を取ってたので腰痛が酷かったらしい
「暑い!!」
義兄達が話しかけると黙ってたが、私が声かけると・・・怒った(笑)
きっと、お前のせいで手術受ける事になったんだーーーという気持ちだったんだろうなぁ
取り敢えず手術も無事に終わったし、明日また来るからね!!と声を掛けると
「うーーー!!」との返事
ワンコじゃないんだから。。。
看護師さんに「我儘な人ですがどうか宜しくお願い致します」とあいさつをし病院を後にした
途中ショッピングセンターで晩ごはんを買ってホテルに戻り、無事に手術が済んだという事で祝杯を挙げた