中学生の頃祭りの帰りに友達の家に遊びに行った。

何度も呼んだけど誰も出てこなかった。しばらくして大人の男性の声で

「お父さんのいな子は遊ばないで」と奥の方から大きな声で聞こえた。僕は急いでその家の玄関を出て走って家に帰った。

なんだか悔しくて母にその事を言ってみると

「いないものは仕方ないどうにもできないのでもう遊ばなくていい」と言われた。あれから何十年も経つが祭りの時期になると必ず思い出してしまう。なかなか忘れる事ができない一言であった。

この場で皆に聞いてもらって少しは身体の中から毒を吐き出した気分になれるだろうか。


明日で還暦  あれ以来祭りは嫌いだ