私は考えた。
もしもあの時、Perfumeが事務所に「振付をMIKIKO先生に替えてください!」と意見具申していなかったら、おそらく今のPerfumeは今のPerfumeとしてここまで存続出来なかっただろう。

またMIKIKO先生の凄い話を聞けた。
「海外のファンがPerfumeやBABYMETALを見て、なぜにそれほどまでに熱狂しているのか?」の部分は実は丹念に計算されているものではないそうだ。

もちろん「出たとこ勝負」ではないだろうが、二つのユニットからこぼれ落ちる規律やこまやかさの美しさを海外の方は「現代風だよね♪」とか「日本的だよね♪」と受け取っている所はブレずに迎合せずに今後もやっていきたいと語っておられました。

MIKIKO先生は嘗てダンスを指導もしくは自分で踊る時は「いかに外国人ぽくパフォーマンス出来るか?」を追求した結果、それが「外国人ダンサーのものまね」でしかない結論にたどり着いて、大変なショックを受けたと語っていたが、だからこそ単なる外国人のものまねではない日本の少女達の内面からこぼれ落ちる「外面の魅力」「内面の魅力」と「電子との融合」で表現される世界観こそ大衆を惹きつける要因だという事に対して、これからもどんどんチャレンジしていくのでしょう。

確か、Perfumeの東京ドーム公演が決まって、あの大きなドームの中でたった三人でいかに見せるのか?で、さすがのMIKIKO先生も困り果てて煮詰まってしまってもがいている時に、関さんから眞鍋さんを紹介してもらった経緯がある。

もしもここで眞鍋さんに出会っていなかったら。
もしもここでMIKIKO先生と合流できていなかったら。と、考えただけでもぞっとする。

中田ヤスタカ氏の楽曲提供はそのままとしても、Perfumeは全く別のベクトルを生き急いで、流行りだけの振付を踊って天井から吊るされてビヨンビヨンさせられているか、銀色のチューブが絡まったアンドロイドの衣装を着せられて「パフュームdesu…ピコピコww」と言わされて、とっくにファンに飽きられてその寿命を強制終了していただろうか。。。

MIKIKO先生、Perfumeを引き受けてくれて本当にありがとうございました♪