『ELEVENPLAY x Rhizomatiks Research! Perfumeなどの振付を手掛けたMIKIKO率いるELEVENPLAYと、先鋭的な表現のRhizomatiks Researchのユニットが登場!ドローンとダンスを融合したステージ披露!』

 

昨日はMステでELEVENPLAYのダンサーさんとRhizomatiks Researchとの電子と生身の身体とのダンスステージを楽しみに待っておりました。

 

私達パフュームファンは前持って色々な情報を知りえていて、大体どれくらいのステージが展開されるのか理解している部分があるので、初見の方とはどうしても意見が違ってしまうのだが、そこはご容赦頂きたい。

 

が、昨日の24ドローン戦隊は確実に進化していた。

まずは出だしから一機だけ稼働しなかったドローンだが、よく見ると最初は稼働してホバリングはしています。そこから上昇に転じる時に通信が遮断されたかの様に動かなくなってライトも消えた。

 

私はラジコンも少し齧った事もあるので、大体何が起こったかの想像は出来る。

無線で一番厄介なのが通信の遮断です。私は自動車のラジコンばかりでしたが、私の従兄弟は飛行機とヘリコプターのラジコンを嗜んでいたのでよく聞かされた事があります。「ロスト」といって何らかの原因により通信が遮断されてラジコンが戻ってこなくなった事象が空飛ぶラジコンの場合はあるのです。

 

動かなくなったドローンに話を戻しますが、この時点でモーターとバッテリーにトラブルが発生するとは思えないので、「あ。こりゃ通信の遮断だな。」と直感しました。ただ直ぐにライトまで消えてドローン自体の電源が落ちた様に感じたので、通信が遮断されたドローンに再び電波を飛ばす術が別にあるのか?とか考えましたが、スタッフさんのコメントを読みますともっと深い技術を投入されていた模様です。

 

どうやら一度通信を受診出来なくなったドローンはその時点で自動的に「非常着陸」するプログラムをインプットしていたそうです。なるほど!だからライトまで自動に消えたのか。納得です!

 

そして紅白歌合戦でPerfumeとコラボしたドローンがもっとも進化した部分は、ドローンがダンサーの上を越えてダンサーの前に出て旋回した所に感動!

 

Perfumeの時は前にお客様もいらっしゃるので紅白の時はPerfumeの前に出て旋回する事はさせなかったのですが、今回はそれをやった分、より一層ダンサーとの距離が近くなり、ダンサーが足を上げるとドローンも赤く反応して上昇するといった素晴らしい空間立体構成の妙を披露してくれました。

 

実際の舞台ではアクシデントはつきものです。

例えドローンが自分たちの上に落ちてきても、毅然とした態度と所作で払いのけてパフォーマンスを続ける気構えを五人のダンサーさんから感じました。

 

皆さん、のっちを思い出してください。ストップ・ポージングの途中に大きな風船が自分の方に飛んできてもパンチングで返していましたね(笑)

ゆかちゃんも割れた風船が自分の頭の上に「カリメロの帽子」の様に覆いかぶさってきても平気でポージングしていましたね(笑)

あ〜ちゃんもハイヒールの踵が溝に挟まっても、咄嗟にヒールを脱いで手でヒールをぶっこ抜いて直ぐに履き直して踊っていましたね(笑)

 

それです(笑)素晴らしいMIKIKO直轄エージェントの方々です。

 

ドローンもそうです。通信を「ロスト」して万が一にも観客席に暴走する事は絶対に許されません。それならその場に「緊急着陸」して動かないオブジェとして存在する方がいいと判断されてのプログラムでしょう。この辺のクリエイト精神に感銘します。

 

ただやればいいだけではない「安全も配慮した心配り」にこそ我々ファンは賞賛を送るべきだと思いますがどうでしょうか?

 

『全てを加味して、そして良いモノを魅せる』

やっぱりこんな素敵なチームさん、そんなにいないですよ。社会人として働いている身にとって本当に羨ましい限りです。

 

良いモノを魅せてもらいました。。

 

【追記】

Mステの雛壇に座っている出演者さん達の「ポカーン感」がなんとも爽快でした(黒笑)