愛犬マックが夜中に突如激しい咳。
いつも定期検診をして貰っている獣医に連れて行っても「風邪の咳と違うか?」との曖昧な答えにぶち切れて近代設備のある動物病院に駆け込む。

ここで驚愕の事実が判明。
前のヤブ医者でも「この子、生まれつき心臓悪いなぁ」と心電図検査は受けてはいたのですが、そんな暢気なレベルではなくて、先天性の心臓疾患(心臓の右心室と左心室を分ける壁に穴が空いている)からくる肺水腫を併発していて、「この歳(13歳)を考えても、もう手術は無理です。かなり深刻で重篤な状況です。すぐ入院して投薬治療しますが、生存率は50%と覚悟してください」と、Perfumeボケしている私の頭を思い切り殴られました。

もう余りの衝撃で涙も出ない。人は本当に哀しい事があると涙さえ出ません。

幸いにもこの点滴と薬物投与が劇的に効いてくれて、院長先生さえ驚く程の回復力を見せてくれて5日間の入院で済みました。ただし院長先生によるとマックは睾丸も腫瘍化してしまっていて、痛みは訴えないものの、今でもずっと薬を飲ませています。

ゆかちゃん、リヨン君は必ずレントゲン検査とエコー検査をしてくれる近代設備のある動物病院での定期検診と若いうちの去勢手術もお勧めします。犬と猫の睾丸は腫瘍化しやすく、後で後悔する事を考えると主治医と相談して時期を決めた方がいいです。

今さら前の獣医を恨む事などしません。人を恨むよりも無知であった自分を恥じるべきでしょう。これもあ~ちゃんから教えられました。

マックごめんな。俺はもう人を恨んで自分を慰める事など、何の意味もない事を親の死で知ったんだよ。
無知な飼い主を許してくれよな…。