≪未来のミュージアム≫で未来から来た耳のない青い電脳猫からまったく新しい電力供給システムを組み込んだ三人のアンドロイドは、大きなドーム会場で≪Party Maker≫を開きます。

彼女達が青い電脳猫から授かった電力システムは、3D振動発電なので多くの人が集まれば集まる程、彼女達に蓄えられる電力は大きくなります。

さあ!私も車を運転しながら彼女達の電力供給に協力しますか…(笑)



さあて…次に辿り着いた世界は…なんとも不思議な世界です。

夢を見る機能は無いアンドロイドのはずなのに、プログラム・エラーかな?三人は嫌な経験をフィードバックしている様です。何が≪ふりかえるといるよ≫なのかは分かりません。謎です。

アンドロイドなのにふかふかのふとんに入って寝るから?

個人的に“や~な”の“や~”がツボです♪

次の世界は、爽やかな風が気持ち良く吹いている…これはおそらくどこかの街。ここは広島?
もしもが始まるポイントに立ち戻っている彼女達の目には何が見えているのでしょうか。

次のゲートをくぐったら、彼女達は苦悩していました。

≪だいじょばない≫…アンドロイドだけど何でも出来るスーパーマルチで完璧なマシンではなく、そこからうまくいかない色んな事に葛藤している三人が見えます。

経験記憶型AI搭載なんでしょう。泣いたり苦しんだりする事も長い旅の間に覚えてきたのですね。

遂には≪Handy Man≫なる第三者に助けを請うています。弱い自分にいら立っているのもだんだん“人間”に近づいている“生みの苦しみ”からくるものかもしれません…。

そして彼女達は遂に自分以外の誰かを≪愛する≫気持ちを習得しました。

≪Spending all my time≫愛する・想う・信じる・私を離さないで欲しいという気持ち。
より上のタイプの人間になる為には「無償の愛」を理解する必要がある事に気が付きました。

究極のAI・良心回路『Perfume』の完成です。

最後に辿り着いた世界は…三人が生まれた世界 ≪Dream Land≫
痛みのない国。全て完璧な場所。それは夢の中。

「どうして私たちは生まれたの?どうしてこの世界だけにいるの?」

「この世界にいた人達はどこに行ったの?」

そして三人は気が付いた。この世界は滅んだのだ。

全て完璧な場所では…人は滅んでしまう事に三人は気付いてしまったのだ。

三人は…まだこの世界に残っている人を引きつれて≪次の世界≫に導く事を決意します。

『キミの腕を…ボクが引くから』




そろそろ私の家に着く頃です。愛車Perfume二世号は、静かに見覚えのある地球の道路にタッチダウンします。『keep sth under control・おつかれさまでした』

LEVEL3を聴きだしてから今日で20日が過ぎました。私の妄想と言えば妄想なんですが、このアルバムが私にここまでの“ネバーエンディング・ストーリー”を想像させてくれるとは…それこそ夢にも思いませんでした。

もしも私がPerfumeファンではなくて、たまたまこのアルバムに出会ったとしても同じ感動を自分のブログに綴っていた事でしょう。

素晴らしい一枚に出会えた奇跡に感謝。


2013.10.20. 雨がそぼふる自宅にて記述。 こたつねこ(大阪)