『斉藤和義』
「ち~す。Perfumeで~す(笑)」やはりそうきましたか。
まあ、さすがにアーティストの皆さんが物凄くPerfumeを意識してくれているのが分かります(笑)

斉藤さんクラスは…もう当たり前のパフォーマンス。私がいまさら申し上げる事などございません(笑)デビュー当時から見てますが、持っている人は違います。はい。

『cocco』
以前のブログにも書きましたが、coccoはどうしても見たかったアーティストです。
アルバム『クムイウタ』は、珠玉の名盤です。

ただ、coccoさんの歌は…万人受けをするとは言いきれないので、今回のオンタマではどう評価されるのかが…一抹の不安でした。1990年代を代表するディーバではありますが、体調を崩されて音楽の最前線から長くの離脱を余儀なくされていた彼女を1万人のオーディエンスがどう反応するのか…正直、気がかりでした。

彼女は…独特です。裸足になって、足裏から地面のパワーを吸い上げて歌い上げる…『シャーマン歌唱法』と申しましょうか。身体に何かが乗り移って彼女に歌わせているかの様な、一種異様な歌唱法をします。これは『鬼束ちひろ』さんもまったく同じ様な歌い方をします。

オーディエンスも…戸惑っている感じがありました。もちろん拒否反応では全く無く、今まで体験した事の無いアーティストを目の当たりにして、どう反応したら良いのか戸惑っている雰囲気が痛快でした(苦笑)

手拍子さえも起こりません。異質です。多分若いオーディエンスにはかなりの衝撃を与えたもうた『儀式』だったでしょう。1万人のオーディエンスが目の前で歌っている『シャーマン』をどうにかして昇華しようと模索しているサマが楽しかったです(サド笑)

『乗りの言い音楽だけが音楽の全てでは無いですよ。』

 実に愉快でした。ぱふゅファンが言うなって?すいません(笑)

『音楽の神に与えられた天武の才能があるが故に、己の身体と精神が悲鳴をあげてしまった彼女』

でも、彼女は今、ここにいます。そして私はそれを見る事が出来ました…。

≪音楽≫  地球上の生き物で唯一、人間が…神から与えられた『宝物』
今宵のcoccoを見て、そんな先人の言葉を思い出しました。

音楽、最高ですね。ありがとうcocco…。

~追記~

ボーカル音が低めに設定されていたのか、バックの音量を上げ過ぎたのか…。
アーティストの“声”が聴き取り難い個所がかなりあったのが非常に残念。

特にcoccoさんの様なディーバ・タイプには、アゥエーな設定。
アコースティックで、生歌披露なら…ねぇw