perfumeの三人が、MIKIKO少佐と涙の再会を果たし、超強力専属支援部隊『P・T・A』の結成を伝えている頃…。

“神”と呼ばれているメイン・コンピュータは起動し続けています。

perfume隊の“ネクスト・ステージ”を彩る為に。

彼女達に新しい『ウェポン』と、新しい『船』を与える為に。

「メイン・コンピュータYASUTAKAに問う。perfumeは今や軍のエース級に成長した。」

「しかし、軍の中では八年の実績があるとは言え、世間的にはまだTAKE・OFFしたばかりのルーキーに近いのも事実だ。そんな彼女達にこんな過激なMSを与えるのか?」

もっさんは、抑揚を押さえた口調で淡々と問い掛ける。

YASUTAKAのエフェクト・ボイスに反応して液晶パネルがキラキラ点滅します。

「perfumeは軍のフラッグ・シップとなったのだ。これぐらいは当然の事。」

「まして支援部隊まで結成して、彼女達を守ろうとしてくれる精鋭達も現れた。」

「しかし、同時に今度は彼女達も“戦士達”を守らなければならない。それには他を圧倒するだけの力が必要なのだ。有名になれば、彼女達を打ち果たして名声を得ようとする輩も現れる。それらを威嚇する意味合いもある。」

「そこまで計算しているのか。流石だな。」「当然。」

“ビー!ビー!ビー!ビー!”

「…どうやら懸念した事が現実になったようだぞ。もっさん。」

「なに…!?」

「“GAME”の秘密を探ろうとしてきたネズミ達が来たようだ。支援機〖おおすちん〗が一機で対応しているが、数が多い。perfumeを向かわせろ。」

「しかし、B・C・L・はアイドル特化仕様だぞ。戦闘には…」

「“GAME”を射出する。途中で空中換装して乗り換えさせろ。急げ!敵のキャノン装備部隊も合流しそうだ。」

「了解だ!…こちらもっさん。perfume隊!聞こえるか!?」

YASUTAKAは、完成したばかりのMSを起動させます。あの…“黒い怪物”を…。

「見捨てると、彼女達が悲しむからな…。」