私達は…ここにいます。

一年とちょっと前…。私達は“先生”に“さよなら”を言いました。

今いる…この『Pino・エアポート』で。

…もう二度と“先生”に会う事は出来ないだろうと…覚悟の上での別れでした。

“先生”の笑顔はとても優しくて、「迎えに来てね❤」と明るく言ってくれました。

私達も、とびっきりの笑顔で『行ってらっしゃ~い!!!』と、“先生”の飛行機を見送ったけど…

見えなくなるまで見送ったけど…その後三人で泣き崩れました…。

あ~ちゃんが、「もう…!先生と…会えん…!」とわんわん泣き崩れて…。

めったに泣かないのっちまで一緒に泣き崩れて…。ずっと三人で泣いていました。

出撃する度に、二度と還ってこない戦友達…。

生き残れる自信なんか、まったくありません。

でも、先の見えない真っ暗な戦いの中で、少しでも生き残れる可能性があるのならばと、三人で何でもやりました。

『私達、perfumeと言います!名前だけでも覚えて帰って下さい!よろしくお願いします!』

こんなセリフ…何十回言ったか…もう覚えていません。

そんな中で、必死に伸ばした三人の手を、そっと握ってくれたカエラ大尉。

ACミッションに大抜擢してくれた友次彰参謀。

奇跡を見せてくれた白いMS『ポリリズム』。

それを生み出してくれたメイン・コンピュータ、『YASUTAKA』。

あ、赤と白のツートンのジャンボジェット…!あれだ!あれにMIKIKO大尉…いや、少佐が乗っている!

あ~ちゃん、泣くの早いよ…。のっちも…泣かんの…(笑)。

え?ウチも泣いているって?あ…ほんまじゃ…www

≪みんな、一番ええ笑顔で迎えるんよ…!MIKIKO少佐の晴れの凱旋じゃけぇ!≫

「ポリリズム」の軌跡を継承する真新しい白いMS『Baby Cruising Love/マカロニ』が、胸を張って、滑走路の側に横一列に整列します。

〖MIKIKO少佐に…敬礼…!!!そして…おかえりなさ…イ…!』

『我々perfume隊が…お迎えに…上がりました…!〗




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