もっさんとperfumeの三人は、ある特別な格納庫の前に立っています。

そこは『A格納庫』…。アミューズ・ベースの中でも選ばれたパイロットしか使用する事を許されない“軍の聖域”

「君達と一緒に、このオープンスイッチを押せる時が来るなんて…嬉しいよ…。」
もっさんが、格納庫のシャッターを見つめながら、感慨深げにぽつりとこぼします。

「ウチらも…。一度も見んと、HIROSHIMA・ベースに帰されると思ってた…」
あ~ちゃんが答えます。

「入るどころか、見る事も許されんけんね…。そこに入れるなんて…。」
かしゆかもワクワク感を押さえながらニヤけています。

「軍の機密を保持する為だからな。仕方ないさ…。」

「でも、ここに…!ウチら専用の整備台と、新しい機体があるんじゃろ~?」

「ああ。こんどの“彼女達”はとびきりの美人さんらしいです。」

「なんでも、水陸両用タイプだそうだ。」

「うわ~~!?テンション上がる~~!?」のっちはもう格納庫に飛び込みそうな勢いです。

もっさんがひとつの提案をします。

「みんな一緒にスイッチ押しましょうか!?」

「あ!それいい!」「金髪やるじゃん!」「みんなで一斉にね!」

「じゃ、指出して……いい?スイッチに置いて…。」

かしゆかが声を掛けます。「あ~ちゃんが号令掛けて…!」

「いや、全員で声掛けましょう。合言葉は…〖出でよ!Baby Cruising Love!〗」

「うわ…!ダサ…(笑)」「でも、ウチららしいよ…(笑)」「早く!早く!」

「じゃ、せ~の…!」

≪出でよ!Baby Cruising Love!≫


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