アミューズ・ベース格納庫では、既にもうひとつの戦場が始まっていました。

「整備を急げ!インストア・セッティングに徹夜で仕上げるぞ!」

「何やってる!パーツの搬送を急げ!」

「いいか!?今までのミッションとは比べ物にならないほどハードなものになるんだ!」

「予定表は!」

「ファーストに札幌!セカンド・名古屋!サード・大阪!フォー・広島!ファイブ・福岡!ラストに東京の予定です!」

「その後すぐにワンマンライブ・ミッションを含めて期間約一か月です!」

まさに休日返上の戦場まっただ中です。でも、整備員の中には誰も文句を言いません。

それどころか、事前にシフトして志願した者もいます。

あ、ここで『もっさん』こと山本補佐官とperfumeの三人が「のちぎり」を差し入れで持って来ました。

もっさん・ぱふゅ 『整備部隊のみなさん!お疲れ様です!ささやかながら夜食を用意致しました!』

整備員 “おお~~~!!!”

“あ~ちゃん!”“のっち!”“ゆかちゃ~ん!”

もっさん 「整備長、どうです?間に合いそうですか?」

整備長 「もっさん…誰にモノを言ってるんだあ!? 間に合わすに決まってんだろうが(笑)」

「ここにいる奴等は、みんな『perfume隊』が地上戦で泥だらけになりながら戦ってきたのを知っているんだぜ。perfumeが成り上がりのエリートでなく、泣きながら頑張って来たのを知っているライト・スタッフ達だ。」

もっさん 「…整備長…」

整備長 「そんな我らが『perfume』が、ようやく陽の目を見る時が来たんだ。こんなに嬉しい作業はないぜ!」

『なあ!みんな!』『オオ!!!』

整備員A 「のっち!ガンガンぶん回してもびくともしない様にメンテしますよ!」

整備員B 「ゆかちゃん!かしゆカッターの切れ味は最高の仕上げですよ!」

整備員C 「あ~ちゃん!女神の盾はピカピカに磨いてあるから、存分に魅了してよ!」

perfume 「…あ…ありがとうございます…」「あ~ちゃん、泣くのは早いよ~www」

整備長 「もっさん、お前さんも大変だと思うが、ここが正念場だ…。彼女達をもっと飛躍させれるかどうかの瀬戸際だ…。がんばれよ…。それから…絶対に倒れるなよ。お前が倒れたら誰が彼女達を守るんだ?アミューズの誇りを胸に駈け抜けろよ…!」

もっさん 「…はい…!こんなにサポートして頂いている皆さんの為にも…!」


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