歌を聴く時、私は曲よりも、歌詞から入るタイプです。
歌詞が自分の感性とシンクロした時に、その歌に興味を持ち、歌手のファンになる場合がほとんどです。

こんな事を言うと、若い頃はよく変人扱いされました。『歌手の容姿に興味はない。歌手なんだから、歌が良くないと話にならない。』

もちろん、歌手自身を否定する気など、サラサラありません。好きになるパターンとして、曲を聴く⇒歌詞を聴く⇒楽曲⇒声質⇒最後に歌手自身の顔やスタイル・性格の順ですね。

その中において、私の中で全てにヒットしたのが『DIVA・鬼束ちひろ』の出現でした。
そして彼女最大の代表曲となり、後に彼女自身の最大の壁にもなった『月光』との出会いです。

2000年当時の彼女は、絶頂期です。若さ・声・曲・歌詞・容姿・才能…まさに天空から突然落とされたDIVAそのものでした。
『あ、中島みゆきの後継者が出た。』と衝撃を受けました。
彼女は類稀な才能を武器に音楽シーンに立ちます。その時、若干二十歳…。

perfumeはあ~ちゃんが今年の誕生日でやっと二十歳。
音楽エリートと雑種からの叩き上げ…この関係は、私の中で一つの疑問符に変りました。

『perfumeは歌手ではないのでは…?』
ちょっと自分の中を整理してみましょうか…。