Amazon prime video等々にて現在配信中の、「ハイパーハードボイルドグルメリポート」という番組をご存じだろうか。
「食べる=生きる」 というコンセプトで、
世界各国のヤバイ奴ら、(例えば香港マフィアや、シベリアで活動するカルト教団の信仰者など)は、普段何を食って生きているのか?
ということに焦点を当てたドキュメンタリー番組である。
この中で放送されている世界各国のメシの中でも、ひときわ目を引く料理がある。
それが、「濡れブリトー」なる料理だ。
アメリカ・ロサンゼルス刑務所から出所したギャングが、服役中に仲間に振舞っていたというおやつで、購買で買えるお菓子等をトルティーヤで巻く、というシンプルな料理だが、登場するギャングたちがこれをまた美味そうに食うのである。
いつか私もこれを食ってみたいと考えていたが、どうも自分の今後の人生では、刑務所でギャングと仲良くなる可能性はどうも低そうなので、作ってみることにした。
「ハイパーハードボイルドグルメリポートでギャングが作った『濡れブリトー』のレシピ」
※番組で紹介された材料とは一部異なります。
材料
【ブリトー】
ポテトチップス 1袋
お好みのスナック菓子 1袋
インスタント麺もしくはカップ麺 1個
レトルトご飯(小) 1個
ソーセージ 1本
トルティーヤ 3~4枚
熱湯 1cup程度
【ソース】
チーズ味のスナック菓子 1袋
作り方
①厚手のポリ袋やジップロックの中に、細かく砕いたインスタント麺と、レトルトご飯を入れる。
レトルトご飯は、加熱前だとポロポロ砕けてくれるので、意外と苦はなく作業できた。
※番組ではどうやらジャスミンライスの生米を使用していたが、近くのスーパーになかった&日本米の生米だとうまく炊けないだろうとのことで、やむなくレトルトご飯にした。
②ポテトチップス、好みのスナック菓子、切ったソーセージを①の袋に入れて混ぜ合わせる。
番組内ではIDカードでソーセージを切っていた(刑務所内では刃物が無い為、その状況を再現)ので、私もアラサーオタクのIDカードとして名高いe-amusement passを使用した。
全部混ぜたらこんな感じ。
③空になったポテチの袋の中に、トルティーヤを貼り付ける。
うまく袋状になるようにセッティングしよう
番組では2枚でうまくまとめていたが、今回用意したトルティーヤのサイズが小さかったこともあり、底にあらかじめ1枚敷いて、その上に2枚袋状になるようにまとめることにした。
④③の中に②を投入し、熱湯を注ぎ、折るようにして口を閉じ、そのまま15分待つ
口が開いてしまわないように重しをしよう
⑤待っている間に、チーズスナックを適量の湯で溶かし混ぜ、ソースを作る。
お湯の量は少しずつ入れて調整しよう
⑥15分経ったら、袋を開けて皿に移し、ソースとケチャップをかけて完成。
見た目的にはおいしそう。
番組で放送されたものより汁気が無いので、中の米やインスタント麺がバキバキなことを危惧していたが、ちょうど良い塩梅で水を吸っていたので、良い食感だった。
味についても、これはスナック菓子のチョイス次第ですべて変わるだろうが、個人的には辛いものを入れたのが大成功。めちゃくちゃ重たいが、これぞアメリカ人のおやつといった感じで、大満足となった。
昼から酒とこれで優勝。気持ちはギャング、ほんとはオタク。
反省点としては、チーズソースが薄味であまり効果を発揮していなかった点だったが、
番組を見返していると、チーズソースづくりの際、手元にチーズスナックとインスタント麺が用意されていた。おそらくスープの袋を調味料代わりに入れているのだと思う。また作ることがあれば試してみたい。
新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、外食ではなく自炊をする家庭が増えていると聞く。
いつぞやのテレビで観た、あなたの記憶に残っている料理を再現してみてはいかがだろうか。