映画『島守の塔』と、私の情けない話と | なみぃオフィシャルブログ 「豊かで愉快な世界の見方」 Powered by nAmeba

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豊かで愉快な世界の見方をナビゲート。#35歳からの女優人生 女優活動をしたりYouTubeで創作キャラになりきったり、心のあり方について発信したり。全力で今世を遊び倒します!



   

なみぃです。




追記…元々すごく個人的なブログではあるのですが、今回はさらに超個人的な話ばかりです。


Twitterから辿り着いてくださった方は何のこっちゃかもしれませんが、申し訳ございません!


なお、キャストのみなさんのお芝居のことやストーリーのこと、沖縄のこと、溢れるように語りたい気持ちでいっぱいですが、ネタバレ防止のためものすごく主観的にしか書いておりません。








🌺






人生2回目の舞台挨拶。



今回は私企画で

演劇スクールの先生とメンバーと行ってきました🥰




萩原聖人さん。ドラマ『若者のすべて』から好きでした。きゃー。






映画、島守の塔は

先生をはじめ、沢山のスクール生も出演してて


思い入れのある作品なんだけど、




まず、一緒に見られてすごく嬉しかった。光栄でした。






知ってる俳優さんやスクール生のみんなもそれぞれ役にピタッとハマっていてその場所で輝いてた。







コロナで1年8ヶ月撮影が中断した映画。


“撮り切ってくださったこと”に本当に感謝だし、

この作品が生まれたことはすごく尊いことだと思う。








五十嵐監督と萩原さんの舞台挨拶を聞いて、


帰ってきてからも、他の製作発表の挨拶や色々を調べて。






ああそうかと思ったこと。







それは、この作品は


沖縄戦を描きながらも



兵庫出身の島田さんと栃木出身の荒井さんという


内地出身の2人が主演であるということ。





そこに吉岡さん演じる


沖縄の比嘉凛さんが加わっている映画。







沖縄戦というと



沖縄の人、沖縄のこと、と考えられがちだけど


内地の人沖縄に住んでいない人が沖縄戦のことをこれまでとは違う見方が出来る可能性を含んだ映画だと。








戦争のこと


とりわけ沖縄で起きたこととなると



やさしい人は特に



どう向き合っていいかわからなかったり


責められてる感じがしてしまったり


辛くなってしまう方もいると思うんだけど








私は、私が住んでいる大好きな沖縄の歴史や


そこで輝いていただろう人の笑顔や暮らしや








島田さんや荒井さんのような県外出身の方がいたこと









沖縄で出逢った大好きな人たちの


親やおじいちゃんおばあちゃんや、ひいおじいちゃんひいおばあちゃんたちが経験したことを





知りたいな


知っていたいなと思うし



多くの人に興味を持って見てもらえたらと思う。


















ここからはさらに個人的な私の話


女優 なみぃとしての話なんだけど






私、この映画のエキストラの話が来た時


行きます!って言えなかったの。






日程がなかなか合わなさそうなのもあったんだけど



本当のことを言うと



一番は



覚悟が出来なかった。







みなさんご存知、私はものすごくいわゆるヤマトの顔をしてるというか




スーパーとかで初対面のおばあとかにも『内地の人ね?』と話しかけられるくらい



元々沖縄にはいなさそうな顔で。







ルーツが沖縄にあるわけでもなく


旦那さんが沖縄の人で、というわけでもなく




どこか


私が関わっていいのだろうかとか



沖縄の人として映像に出ていいのだろうかみたいに思ってる部分があって。






そこがすごくひっかかっていた。







でも、そこから舞台を何本かやらせていただいてしばらくして気付いたのが



沖縄のことに限らず



舞台の作品でも




自分が経験したことのないことをお芝居として

『それを経験してる人』を演じてて



沖縄のことだけ


どうして自分で


出来ないとか


私がやっていいのかなって思っていたのかなと。









その時に思ったのが



『当事者意識』というもので






それは私の覚悟の問題だった。









そこから、沖縄のことをちゃんと勉強したいなと思って


少しずつではあるけど資料館に足を運んだり本を読んだりしてる。





「勉強してます」だなんて、こんなことは大っぴらに言うことではないのかもしれないけど







私がそういう思いになったのは



島守の塔のおかげで



自分の中ではあの時覚悟が足りなくて



行きます!って即答出来なかった悔しい思いはあるけど




完成した映画は素晴らしくて


私にとっては



参加はしていないけど



すごく思い入れのある大切な作品です。







ということを、



このブログを読んでくれてる方には



伝えたかった。






急遽、花束を渡しそのまま舞台挨拶をすることになった先生☝️


作品の中で吉岡里帆さんや池間夏海さんとの大事なシーンを演じてます。



先生は、舞台『島守のうた』で長年島田さんを演じてらして、先日も荒井さんの故郷である栃木で上縁あって。



2人の『島田さん』が同時に舞台に立ったことも神様のすてきな計らいだなと思って見ていました。








あと、





萩原さんがこの中で語っているけど




私も踊りと三線のシーンがすごく泣けた。

(そのシーンでスクール生のみんなが映るのも私の涙腺をさらに緩ませた)





前日に見た道じゅねー(エイサー)で


音楽や踊りが魂に訴えかけ染み渡るものだと感じたのもあったと思う。








音楽


踊り





ことば


伝統芸能







『人』や『アイデンティティ』をつくるもの。





つなぐことは、難しいけど大切なもの。





大切にしたいと改めて感じました。










良かったらお近くの映画館で、ぜひ観てみてくださいね。