保護犬を迎えるという事 | クミーゴの保護犬猫ブログ

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初めまして。保護犬たちとの楽しい毎日や15歳と14歳のわがまま娘達の成長、いつも通りの我が家の様子を綴っていきたいです。

栃木県の動物愛護指導センターから処分が決まった子を
引き取らせて頂いています。

1匹でも多くの命を救いたい。ただそれだけです。

 

 

 

 

おはようございます

 

 

 

過去にもこんな記事を書いたかも

 

しれません。

 

 

ここ数年、我が家の保護犬たちに

 

様々な方から色々なお問い合わせを

 

頂きます。

 

 

 

皆さん、何のために保護犬を

 

迎えるのでしょうか

 

 

 

収容期限が過ぎ殺処分になる犬猫と

 

ペットショップで高値で取引される

 

犬猫たち

 

 

 

殺されてしまう犬猫が居るのなら

 

その子達の中から犬猫を引き取りたい

 

 

 

本来そこが保護犬を迎える

 

最大の目的だと思います

 

 

 

私の住む栃木県では殺処分がまだまだ

 

おこなわれています

 

 

 

とりわけ栃木県動物愛護指導センターに

 

収容される子達に関しては

 

収容期間が9日間

 

それを過ぎてどこからも手が挙がらない

 

もしくは譲渡犬の選定に落ちると

 

殺処分が待っています

 

 

 

譲渡犬の選定も狭き門で

 

特殊な環境下の中、精神が安定し

 

何をされても攻撃性がない子

 

吠えない子

 

色々な意味でお利口さんな子が

 

生き残れるシステムになっています

 

 

 

 

私が引き取る猟犬種だと

 

この譲渡犬になるのは難しく

 

恐らく私の引き取りがなければ

 

殺処分になると思います

 

 

 

 

そういった子を私はいつも

 

連れて帰ってくるのです

 

 

 

我が家で痩せた身体に肉を付けて

 

疲れて疲弊しきった心を

 

癒しながら

 

たまに怒られたり、仲間と遊んだり

 

子供たちの声を聞き夕飯の匂いを

 

嗅ぎ・・・・・・・

 

ドッグランへ行ったり川遊びをしたりしながら

 

リハビリをしています

 

 

 

この子達に何を求めますか?

 

 

 

私は何も求めません

 

あるがまま・・・・・・・・

 

です

 

 

 

 

 

ポインターのキャンディーに来た

 

お問い合わせ

 

毛が抜けなくて臭いが少ない方がいいんです

 

飼っていたドーベルマンは

 

そうだった

 

そうです。

 

 

 

シュガーに来たお問い合わせ

 

 

看板犬にしたいので

 

他の犬に友好的で吠えない子がいい

 

 

 

そうです。

 

 

 

 

コロに来たお問い合わせ

 

 

 

しつけは出来ていますか?

 

排泄は完ぺきに出来ますか?

 

血統書はありますか?

 

 

 

だそうです。

 

 

 

 

吠えなくて

 

毛が抜けなくて

 

排泄が出来て

 

しつけが完璧で

 

さらに健康で

 

自分の理想とする生活が出来る

 

 

 

そんな保護犬を迎えたいのです

 

 

 

 

本来の目的から大きく脱線しているように

 

感じるのは私だけでしょうか

 

 

 

電話で話しながら私も話す気が

 

失せてしまい

 

不愛想になってしまいます。

 

私の中の地雷を踏まれまくり


本当に何も答えたくなくなります

 

 

 何の為に保護動物と暮らしたいのでしょうか




 

インスタグラムの方に頂いたコメントで

 

的を得たものがありました。


そういう方は保護動物を


迎えたことを聞かれなくても


ベラベラ話しだすのでしょうと

 

 

 

そうか。

 

結局、保護犬を迎えるというよりも

 

保護犬を迎えたその方自身の


ステータスなのだと

 

そう思いました。



保護動物を家族に迎えることを


選んだ私は社会貢献しています。


ということでしょうかね。

 

 

 

 

命からがらセンターから脱出して

 

我が家でワンクッション置いたら

 

試験のようなトライアル。

 

 

採点方式でこれが出来ない

 

あれが出来ない

 

 

 

 

たった2週間で全てが完璧になるわけが

 

ありません

 

 

当たり前です

 

 

なんでもっと大きな心で

 

見守ってあげれないのでしょうか






そもそもトライアル期間とは


その生活に慣れていくための


お試し期間です





2週間で思い通りに犬を


操れたら私も苦労しません。



 

 

 

それはきっと・・・・・・


 

上に記したように本来の趣旨を

 

見失いながらご応募いただくからなのでは

 

ないのかと思います

 

 

 

 

私にはトライアルはありません

 

戻す場所はありません

 

どんな子が来ても

 

受け入れるのみです

 

 

 

ただ・・・・・・

 

引き取らなければよかったと

 

思う子は過去に一頭もいません。

 

 

 

何も出来なくても

 

そこに居るだけでも

 

ただ生きてここで過ごせて居るだけで

 

私は満足だからです

 

 

もう一度、お問い合わせいただく前に

 

よく考えて頂きたい

 

 

保護犬を迎えるということを

 

 

 

 

犬はオモチャでもロボットでも

 

ありません

 

 

人間のエゴを押し付けるのは

 

お止め頂きたい。

 

 

 

焦らず急がずゆっくりと

 

大きな心で見守る

 

 

 

犬育ても子育ても一緒です

 

 

 

お母さんがドンと構えていれば

 

大丈夫

 

 

そう思っています。

 

 

 

我が家の保護犬猫たちが気になる方には

 

今一度、よく考えてご応募頂きたいと

 

思います

 

 

image

 

 

 

 

昨日は宇都宮市保健所から

 

負傷猫の引き取りをしました

 

 

白黒の子が女の子で

 

茶トラの子が男の子です

 

 

 

それぞれに白黒の子が農薬を

 

かけられてしまい

 

茶トラの子が前脚を酷く負傷し

 

まだ治療の最中です

 

 

 

こんな子達に何を求めますか?

 

 

 

安心した暮らしと

 

人と過ごす生活

 

ゆっくりとリハビリしながら

 

沢山ご飯を食べて悪戯もして

 

成長していってほしい

 

 

それだけが願いです




求めるより先に


与えられているか



考えて欲しいですね


動物はちゃんと応えてくれますよ


 

 

 

長くなりましたが

 

今日も働いてきます

 

 

 

子供たちと犬猫たちの為に・・・・・・