昨日大千秋楽を迎え、EAST、WEST両チームとも無事全公演を終えることが出来ました。
誰1人怪我なく最後まで公演をやり切ることが出来たこと、そして、連日本当に沢山のお客様に観ていただけたことに感謝です。
最初、僕がこの作品を知ったきっかけは音楽でした。この素晴らしい楽曲達に心奪われ、惚れ込んだのを覚えています。
それから台本を手に取り物語を噛み締めていくうちにこの作品が持つ数々の愛のメッセージに気づき、涙が止まりませんでした。
劇中劇の中で僕がやらせて頂いたテイラーという役は、愛する人をパリに残し、国の為にベトナム戦争で戦い、友を失い、罪もない民間人を殺し、心を蝕みヘロイン中毒になり、そこへ会ったことも居たことも知らない自分の娘と名乗る女の子が現れ、、というかなり複雑な状況が交錯する役でした。
とても難しい役でしたが、奥山さんのディレクションとEAST、WEST、カンパニーのみんなから貰った愛、そしてダブルキャストの高橋卓士さんと一緒だったからこそこの役を自分なりに作り上げることが出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
そして、その根本にあるのは『街の雑草』。
ヨッティー
リリー
ナオ
サオ
コータ
彼らがなぜ、この物語をブルックリン橋の下で毎日毎日路上パフォーマンスしているのか。
その理由は出演者人それぞれに任せられました。
もちろん日銭を稼ぐ為に命懸けなところはあると思いますが、
それ以上に
僕はこのお話が本当に世界を救うんじゃないかと信じてます。
僕はこの作品をやれたことで人生が豊かになりました。
人生は生きるに値する。
本当にそうだと思います。
観て頂いた方の誰か1人でも、この物語が心に宿って人生が豊かになって頂けたらこれ以上の幸せはありません。
今もまたあの橋の下で歌いたい気持ちでいっぱいですが、それはまたいつかの楽しみに取っておこうと思います。w
ありがとうございました!
染谷洸太