1ヶ月ぶり
施設で暮らす認知症両親に三姉妹で会いに行く
相変わらず窓越しの面会
父はいつもの車椅子でいつもの様子で来てくれた
「お父さん(にこにこ)元気だった?」
父に声をかける
父がジェスチャーで聞こえないという
大きな声で繰り返しきく
父「聞こえない、わからん」
父の耳がやけに遠くなっていた
少し悲しそうに表情が曇った
父はそういうことに敏感だ
とはいえ父、三姉妹を見て笑顔
いつものように手を合わせながら
「会いに来てくれてありがとう」
と何度も何度も言う
握手できないことが寂しそう
一方母
小さな枕を2つ抱えて車椅子に座ってやってきた
母なんだけど
母じゃないみたいだ
妹たちが必死に「お母さん!お母さん!」って言うけど、その声が母に届かない
両親に付き添ってくださっているスタッフさんも、丁寧に対応してくださるけど、母にはなかなか伝わらない
こういうときは
「お母さん、よしこだよー、よ・し・こ!」
母に向かって全身全霊で(必死w)言ってみる
すると母、私の声の方を見て笑顔になった
母のいつもの笑顔
妹たちが、
「そっかー!名前!名前!」
しばらくぶりに会うとつい自己紹介を忘れてしまう(汗)
自己紹介は基本の「き」!
三姉妹、笑いあう(笑笑笑)
母も笑ってる!
なんて嬉しい!!!
母の笑顔は、私たち三姉妹を認識してホッとしたサイン
両親の特に母の笑顔を見ることがしあわせ
「お父さん、お母さん、生きててくれてありがとう!ほんとに、ありがとう!」
この言葉を伝える喜び
また笑顔で会えますように!
次は握手もハグもできますように!
ほんの少しの窓越し面会時間
できることに感謝
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松元佳子
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