先週、日テレで「もののけ姫」をやっていた時間帯に、NHKでやっていたドラマのタイトルがブログのタイトル。
 
その中で印象深かったのがタイトルの
「しかたなかったと言うてはいかんのです」
「何もしなかったという罪もあるんじゃないかな」
という主人公の言葉。
 
仕事をしていると、「上司の命令だから仕方ない」とか「あの状況では仕方なかった」という言い訳の言葉をよく聞いた。また私もよく言い訳した。
 
けれど、心うちでは、本当に仕方なかったんだろうか?といつも疑問があった。
仕方なかったで終わらせていいのか?
仕方なかったのではなく、何もしなかった、できなかった、何かするのが怖かった、本音に迫っていくと、怖れがある。
自分を守りたい、だから仕方なかった。
 
ドラマでは、戦争という大義名分や、そこに立ち向かう見せかけの正義や、命ひとつひとつの大切さという本質と自身の本音に向き合う勇気、周囲との関係、家族への想いや家族の想いが絡み合う。
 
 
一瞬よぎる欲と怖れ。
その欲と怖れに躊躇しながら、「ここは穏便に済ませたい」と怖れに負ける自分。
「あの時は仕方なかった」
そうして知らず知らず心に積もりゆく違和感。
自分は知っている。
あなたはどうだろうか?
 
 
これからは、
安易に「仕方ない」という言葉を
自分に言っていないか?
誰かに自分を言い訳していないか?
誰かの後悔を許していないか?
スルーせずに問い直してみよう。
 
傷みを感じることから目をそらしてはいけない。
そこにあることを認めよう。
じっくり丁寧に向き合っていこう。
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松元佳子