義父の伯母のグループホームから夫に電話があった。
義父の伯母の件は義父が起こした諸々ややこしい事情があり、義父の伯母のグループホームから夫に直接電話が入ることがある。
突発的なことや私的なことに使う伯母のお金を持ってきてほしいという依頼。
このご時世、振り込みではなく直接持参してくれとは珍しい。
 
それで夫はお金を立て替えることなく、すぐ義父に連絡し、義父と一緒に施設に行くとという。
そして私も一緒に来てほしいとのこと。
諸々クッション材的役割な私(笑)
義父の様子見がてら付き合うことにした。
 
それで結局。義父の伯母のグループホーム、義父からお金を預かった夫が担当者の方にお金を手渡ししたとのこと。
(一緒に行ったが義父と私は夫の車で待機)
義父の伯母は元気らしい。
ちょっとホッとする。
どのくらい会っていないかな?
 
その後。
義父が買い物したいというので、スーパーを2か所はしごした。
今日の義父はご機嫌で、私や夫が聞きたくない嫌な話がほぼなかった。
ありがたい。
 
義父と一緒に買い物しながら、義父の調子を細かく確認。
動作は徐々にゆっくりになっているけれども、そのほかは相変わらず。
マイペースにしゃべり、買い物を楽しむ。
ちょこちょこ義父と夫の様子を確認しながら、私は自分の買い物をさっとできるようになった。
これはこれまでの積み重ねで、私なりの成果で嬉しい。
 
以前は義父と夫と義父の買い物に来ると、二人のかみ合わない会話や、勝手な暴走に気をもんだり使ったりでひどく疲れたものだ。
夫に義父の意向のくみ取り方をはなし、私が夫にしてほしいことを伝え、義父と夫が良い感じで買い物できるようそれとなく計らってきた。
次第に夫が義父の習性を理解し尊重しながら適度に親子らしくやってくれるようになった。
お互いを尊重する気持ちが大切だ。
義父は私たちに対して一方的なことはあるけれども、それは父の権威というやつらしく(笑)義兄には私たち夫婦の配慮に感謝しているというらしい(笑)
 
一方私は自分との折り合いが良くなったので、義父を尊重する気持ちはかなり自然なものになり、穏やかに見守る姿勢を保てるようになっている。
人は人。
 
義父の言いたいこと、やりたいことは尊重する。
話は聞くが、同意できないことはそっとスルー。
理論が破綻した義父の話は、私の気分は悪いけれども、私が意見することはない。
ただし、私の気分があまりにも悪くなったら、そのことは伝える。
夫にも義父にも。
義父の世界はそうであって、それは私の世界ではないのだから、それでいい、と感じる。
相手の世界と自分の世界を住み分けるように境界線をひくことに慣れてくると、感情の出し方や伝え方がマイルドになってエネルギーを浪費しなくて済む。これはありがたい。
 
そうして義父のひそかな楽しみのことを察知してそれとなく先回りアドバイスして、義父が喜ぶと、めちゃくちゃ嬉しい(笑)
エネルギーがちょっと回復(笑)
 
義父の住むサ高住に大量の買い物品を届けて、お仏壇に手を合わせ、「義父のことをよろしくお願いします」といつものようにご先祖様にご挨拶。
さっと退出。
 
義父の暴走はコロナの影響でなりをひそめ、それが良い方向に働いている。
義父がこのことに慎重な人で本当に良かった。
今は健康状態がいい義父も基礎疾患もちなので、手放しに大丈夫というわけではない。
とはいえ、それなりにご機嫌に暮らしている義父。
私にはとてもありがたいこと。
お義父さん、元気でいてくれてありがとうございます!
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松元佳子