コロナ禍の通夜葬儀参列。
どうなのかしら?
様々な疑問がうかびます。
実際細かな配慮がありました。
換気、消毒、マスク着用
通夜振る舞いは取りやめ
会食の席の配置
変化はいたるところに。
その代わりのように、今までなかった儀式(儀式自体はあったけれども大人数が参加するものではなかった)がありました。
出棺前に、棺にお花を入れる場面があります。
その後のことです。
棺の叔父の口元に、叔父の好きだった焼酎を親族友人知人がそっと綿棒で湿らせる場面。
たくさんの参列者がこれまで仲良く酌み交わした焼酎を思い出とともに目にいっぱいの涙をためながらいつものように語り掛ける様子は悲しみもありながら微笑ましくもあり感動しました。
また葬儀場から火葬場までの少しの時間懐かしい場所をドライブ。
叔父はドライブが好きで、家族、夫婦、親族とたくさん出かけていました。
その中にわたしも一緒に行った場所がありました。
何十年ぶり?!
景色の変化や懐かしい思い出に悲しみよりあたたかな気持ちがこみあげてうれしくなりました。
「ありがとう!叔父さん!!」
叔父に幸せをたくさんもらっていたことを思い出しました。
そのことをすぐに語って分かち合える親族がその場にいるしあわせ。
人とのつながりに思いをはせました。
家族や親族は面倒なこともたくさんあるけれど、忘れてしまっている楽しく嬉しい思い出も実はたくさんあるんですよね。
火葬場では、そういう話をたくさんできて本当に良かった。
そうしてさらに。
お互いの終活の話をシェア。
父のいとこたちのリアルなお話は、貴重な情報源。
なるほど、そういうことを考えていけばいいのか!などと。
叔父を懐かしみながら、叔父が残してくれたたくさんのギフトに気づき分け合う貴重な時間を過ごしたのでした。
その場に居るからこそ経験できたこと。
感謝の気持ちが自然とわきあがるのでした。
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松元佳子
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