コロナ禍の現状、介護施設で暮らす認知症両親とは相変わらず会えません。
私はこのまま両親が死ぬまで会えない、というか死んでも会えるのか?という状況はしばらく続きそうです。
こんなこと想像したこともありませんし、そもそも想像できるものではありませんでした。
 
さて、このような状況は介護施設側にとってもとてもリスキーで働く方々もストレスが増える一方だと思います。
では現状、私たち家族は今後どうしていけばいいのでしょう?
 
改めて思うのは、日ごろの心構えと知識。
無知や無責任な思い込みほど混乱と不安と恐怖を煽るものはないと感じます。
「面倒だから」
「自分にはまだ関係ないから」
なんて逃げ腰、及び腰でぼんやりさせていると、ある日突然決断を迫られるような出来事にあうなんてことはよくあること。
最近立て続けにそのような事象に向き合っています。
 
そうして私が感じることは。
・自分がしてきたこと、できたことを振り返り、確認する
・現実的にできないことを嘆かない
・今できることは何か?向き合い書き出す
・会えない両親を写真やイメージで思い浮かべて、元気を送る、願いを話しかける
 
これまでの自分を振り返って、皆様はどうでしょうか?
全力で、全力を超えて、頑張ってきたのではないでしょうか?
もっとできるかも!もっとできるはず!親の期待にこたえなくては!
などと誠心誠意頑張ってきた。
例えその頑張りを、親が否定しても、肉親に認められなかったとしても。
 
私もあなたもできることをできる限りしてきたんです。
なにも後悔するようなことはありません。
親や肉親が攻めてきたとしても、やっていない人と比べてどうです?
恥じることはないはずです。
言うことは本当に簡単ですが、実際向き合いやりきることは雲泥の差です。
天国と地獄くらいに。
 
時代のせいにしたっていいんです。
やることをやってきたのだから。
「仕方ない」という言葉は私たちのためにあると思います。
 
自分も親も信頼し、今生きていること、感じることを全うする。
それで十分。
わたしはそう感じるし、強く思います。
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松元佳子