小学生のころ。
夏休みは父の実家で過ごすのが楽しみだった。
大好きな祖父と一緒に過ごした時間は私の宝物。

例えば。
朝起きて、身だしなみを整え、部屋を掃除する。
外に出て、掃き掃除をしたら。
一輪車をひいて少し離れた畑に行く。
そこで朝昼のおかずの野菜やおやつのスイカを収穫する。
帰ったらたらいに井戸水をはって、畑の熱気にあたたまったスイカや野菜を冷やす。
冷たい井戸水が気持ちいい。
そして朝食作りの手伝いをして、お仏壇にお供えし手を合わせ、ようやく朝食。
スイカが冷えた頃、おやつの時間。
楽しかったな。

暑さに負けて久しぶりに白くまを食べたら、思い出した夏休み。白くまと関係あるのかビミョー(笑)

丁寧に生きる祖父の姿が素敵だった。
淡々と仕事をこなし、モノや人や自分を大切に丁寧に扱う祖父。
優しくて強くしなやかで格好いい祖父。
あぁそういえば、私は祖父みたいな大人になりたいと思っていたな。
すっかり忘れていたけれど、とても大切なことを思い出した気がした。