認知症両親の在宅介護は2015年夏の父の水頭症手術入院前まで。
両親の生活に支障が出始めて19年目の夏でした。
ここでは2015年当時の役割分担を書きます。
 
家族構成と同居別居状況(2015年)
血管性認知症の父(要介護4)
アルツハイマー型認知症の母(要介護5)
長女 私(別居)
    実家の近所、歩いて数分
次女 (別居)
    実家から車で40分前後(約24キロ)
    パート、義母の介護
三女 (別居)
    勤務先が離島
 
役割分担と状況把握
長女 私 主たる介護者 両親の介護と家計管理などすべて引き受ける
次女、三女 私がいなくても介護のすべてができる
三姉妹は常に両親の状況について情報を共有
医療介護などケアについては同レベルを維持する
 
役割分担に対する考え方
当初から、すべては長女の私が責任を持つ
長中期的な見通しを立てたリスク管理
両親の認知症の症状に合わせた生活サポート
介護については三姉妹の誰がやっても両親に同じケアができるよう情報の詳細な共有
両親の異常などはその都度相互に報告連絡相談し対応を決める
両親の介護を助け合うために、お互いの生活状況を報告し合い、お互いの家族にも配慮して、計画的に進める
三姉妹のスケジュール(固定のもの行事など、年単位、月単位、週単位で)相互確認し、融通する
 
役割分担のポイント
三姉妹は、誰でも一人ですべてできるよう情報共有する
それぞれのライフステージを尊重しバランスをとる
ストレスケアや息抜きは積極的に助け合う
 
それぞれの家族
両親の状況を説明し手伝えることは手伝ってもらう
手伝ってもらえそうなことは積極的に経験してもらう
介護の諸々に口出ししない、させない(アドバイスは別)
 
 
役割分担で大切にして実行していたのはざっとこんな感じです。
できるだけ自分の代わりを育てることが、自分と自分の家族、両親や妹たちを守る秘訣です。
自分の代わりがいない人は、自分のもしもの時のために、大切なことを記録しておきましょう。
なるべく親族と連絡を取って、状況をお知らせしておきましょう。
記録が難しいと感じるときは、なんでも写真を撮っておくと便利です。
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松元佳子