親の命と向き合うことは一筋縄では行かない。
様々なことが圧倒的に経験不足。
親は子を核家族で育て、
親は子に苦労させないことを選んできたのだから。
 
これまで自分の身近で何人の人を見送ったか?
間近で弱り死にゆく人を見つめてきたか?
 
知らないこと、経験したことがないことは、怖い。
それが人の命ならなおさら。
怖くて当たり前。
それが「死」というもの。
 
子の自分も怖いがおそらく親だって怖いに違いない。
 
怖さで怒りがわきあがる。
これまでの行き違いや思い込みが素直な気持ちを邪魔する。
 
そしてそれは当然。
だから、ゆっくり自分のペースで向き合えばいい。
心理的な段階を経験しながらそれが慣れとなって、次第に怖さが薄まっていく。
時間をかけることも必要だ。
頭では短時間で納得しても、心は時間をかけなければ納得できないことが多い。
それはつらいけれども、わたしに必要なことなんだろう。
必要なことに真摯に向き合う。
それが生きるということ。
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松元佳子