認知症になったらまともな人間じゃないと勘違いしている人もいるけれど、いやいや別にふつうにまともです。
まともだからこそ壊れる自分を受け入れ難くジタバタして、その混乱した様子がまもとじゃない。
だって恐ろしいでしょ?
一瞬一瞬が頼りなくなっていくのだから。
自分の中のおかしさ矛盾を実感しているのだから。
誰でも大きな失敗をしたり恥ずかしい思いをするとジタバタするもの。
そのジタバタは滑稽だったりする。
それと同じ。
ネガティブな部分だけにフォーカスするのは、曲解というもの。
ネガティブな面もポジティブな面もちゃんと同じように見るバランス感覚を養おう。
アルツハイマーの母、血管性認知症の父。
脳の機能低下で、うまく伝えられない、伝わらないだけ。
その人らしさはそのまま。
だから厄介でもあるし、辛くもあるし、稀に喜びを感じることもある。
厄介なこと、辛いことは嫌でもたくさん感じる。
だから、小さな喜びをたくさん見つけてバランスをとろう。
・笑顔を見れた
・声かけに反応してくれた
・話しかけようとしてくれた
・手をつないでくれた
・視線があった
…など
あぁ、良かった!嬉しいな!
健康だったらふつうにできることも、機能が衰え難しくなるとうまくいけばとても嬉しい。
それがは喜び。
もはやふつうじゃなく奇跡になる。
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松元佳子
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