夫がエキサイトしながら帰ってきた。
いつも穏やかで
どちらかと言えばおもしろい人なのだが。
興奮してイライラもつのっているらしく声のボリュームも大きめで早口。

何があったか聞いてみた。
義父の住むサービス付き高齢者住宅(以下、「サ高住」
と略)の管理者から夫に電話があった。
義父が外出先から帰宅する寸前、サ高住前の交差点を歩いていたところ軽自動車に軽く当てられたと管理者に夕食を食べながら義父がしゃべったそうだ。
(義父は、夕食のみサ高住の食堂で毎日食事する契約をしている)

サ高住としては、家族に即連絡事項。
夫に電話報告してきた。

それを聞いた夫は、事実確認のため本人に電話連絡するも逆ギレされわーわー言われた。
結局、お互いしゃべりたいことをしゃべって話が通じなかった。

なるほど。
そりゃ心配するよね。
それであんなに興奮してイライラ怒ってたのか!

義父のいう「大丈夫」は、いつも全く大丈夫じゃない。
むしろ事件事故を隠したいがための「大丈夫」なのだ。

そうしてその義父の後始末をするハメになる夫が怒るのは無理もないこと。

わたしは夫にいう。
「お疲れさま。本人が大丈夫じゃなくても大丈夫というならそれでいいじゃない。彼の人生は彼のもの。それであなたはこのままお父さんが死んだら後悔することでもあるの?わたしはないけど。」

夫「ないかな」

今日から義兄が義父宅に泊まりに来ている。
おまかせすればいい。
何かあれば、義兄から連絡がある。

自分の親というのは、どうしてこんなにも腹立たしいのだ!というようなことを夫が言った。

わたしは答える。
そういうもんだよ。

夫婦でも夫の親はどこか他人事で冷静でいられるのに、自分の親だと頭に血がのぼるのはよくあること。笑笑

今年の最後は義父締め。
ホント義父に振り回された1年であった。笑笑笑
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松元佳子