2週間ぶりの両親の施設訪問。
久しぶりに見た両親の顔の衝撃。
誰?!っていうくらいボケ面!!!
そして生気がない。
もう老い先短いのかな?
今年の冬は(両親とも)越せるのかな?
などと不謹慎な思いがよぎる。
父は険しい表情でラジオを弄り回している。
わたしを娘の佳子と認識した父。
表情がゆるみ、
「ラジオが動かん」
「音がしなくなった」
とラジオをわたしに差し出した。
これまで父は、ラジオ命。
それはラジオを聞くことは、
この世に今生きている感じがするかのよう。
自宅で暮らすことに執着していた父が
病院や施設で暮らすようになって、
ラジオを聞いていれば、
そこが自分の居場所と認識できるような
こころの拠り所になっている。
それは今も変わりないということがわかって
わたしはホッとした。
まず本当にラジオが聞けないのかどうか、
スイッチを確かめ、
ボリュームを確かめる。
父:動かんどが?!(動かないだろう?!)
わたし:動かんね~。
電池交換する。
ラジオがざわざわなり始める。
電池切れだった。
父の安堵した表情。
わたし:良かったね、お父さん!
父:良かった!ありがとう!
よく考えるとわかることだが、
わたしの都合で父の困ったを
どうでもいいことと決めつけてしまうことが
よくあったなぁと反省した出来事。
施設で家族と離れて生きる父の時間。
ただ家族と一緒に居たいだけの父にとって
寂しく孤独なことだろう。
そんな父の拠り所がラジオなのだ。
ラジオが聞けるようになってご機嫌な父。
ご機嫌な父は変顔の連続で爆笑。
これはまともなヤツ(笑)
楽しかった!
面白かった!
【追記】
家族の誰かの今の願いを聞いていながら、
自分は忙しいから、面倒だから、
と聞かなかったことにしたり、
後回しにして忘れることはないだろうか?
こういうことが、
後で取り返しのつかない後悔になったりすることもある。
あなたは大丈夫?
恨まれていない?
自分のことは忘れないけれど、
相手のことは忘れがちw
と反省しながら書いてみた。
在宅介護のとき、
母を優先して父をないがしろにしていたのはわたし(告白)
症状からして優先順位は絶対母だったので(言い訳)
~~~~~~~~~~
と聞かなかったことにしたり、
後回しにして忘れることはないだろうか?
こういうことが、
後で取り返しのつかない後悔になったりすることもある。
あなたは大丈夫?
恨まれていない?
自分のことは忘れないけれど、
相手のことは忘れがちw
と反省しながら書いてみた。
在宅介護のとき、
母を優先して父をないがしろにしていたのはわたし(告白)
症状からして優先順位は絶対母だったので(言い訳)
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松元佳子
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