「家族の思いを知っていますか?」
というタイトルでグループホームで働く方々に1時間の講演をさせていただきました。
 
講演はわたしのセルフマガジン(自己紹介冊子)を資料として配布。
セルフマガジンをもとに話しました。
 
セルフマガジンと父
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1)自己紹介 父と母と私の年表
   セルフマガジン7ページ
2)両親が施設に入居する前の家族の葛藤・苦しみ
 ・若年性アルツハイマーの母が病院受診するまで
   セルフマガジン4ページ
 ・在宅介護の壁
   セルフマガジン5ページ
 ・施設探し
3)両親入居中から現在までの家族の思い
 ・親が人質
  排泄ケア
  病気などの変化
4)施設・スタッフに期待すること~日ごろのケアに活かそう!
 ・認知症の方への声かけ
 ・利用者の変化
 ・家族と施設の連絡
5) 笑顔で挨拶
 
施設に認知症の親が暮らす家族の思いは、想像していた以上に複雑でした。
 
働く方々のちょっとしたコミュニケーションや態度に、安心したり、疑問が湧いたり、疑心暗鬼になったり、言いたいけれど言えない、言いにくいことが、たくさん。
 
それはわたしの場合、長年認知症両親を在宅介護してきたこと、その間様々な経験をしたことで、介護する側、される側、あらゆる場面で両方の気持ちが良くわかるから。
 
その上でこの講演に責任追求ではなく、ともに良くなるよう問題解決へ、ともに過ごす時を心地よく、という想いを込めました。
途中話ながら気持ちをのせたくて鹿児島弁のイントネーションに変えました。
 
講演後アンケートに、わたしが伝えたかったことについてのコメントを見つけたときの感動!
何より有り難くて!伝わって良かったとホッとしました。
 
介護をお仕事としてされている方々、介護サービスを受ける方々、その家族、それぞれが互いに心地よい時をこれから紡いでいけますように!
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松元佳子