認知症両親の在宅介護でつらかったことのひとつは、自分の精神面のケアつまりストレス対策がわからなかったこと。
不安と怖れと絶望でうちひしがれ、状況は悪化し続け、どんどん地獄に落ちていく感覚。
親族の心無い声
身内が理解してくれないやるせなさ
常に打開策と効率化を考え続けなければならないプレッシャー
両親の病気への正しい対応を知るべく勉強したり生活全般の対応について調べ片っ端から試す
加速的に増え続ける出費のこと
頼れる第三者がいないこと
資格だけの使えないプロ
自宅と実家の二重家事
まずいとわかっていながら、
自分を十分に休ませることができず、
病気で動けなくなるまで頑張り続けてしまう
などなど、書き出したらとまらない。
結局わたしは、
もうだめだ!死にたい!殺したい!
くらいまで追い詰められないと、
両親を自分の手元から手放せなかった。
手放した今、
こんなに平和に日常を過ごせるなんて。
当時、想像できなかった。
ムリムリムリムーリー!
絶望的な言葉が脳内でリピートしていた。
なんであんなに自分を限界まで追い込んで苛めぬいたんだろう?
信じられない!
ストレス対策は、根本的にやる。
なんとかなる!と心底信じ、
ムリはどんどん手放す勇気を持ち、行動する。
自分が我慢したり、
我慢を強いられる
そんなネガティブな選択肢は、
どんどん切り捨てる。
人はみな自分の人生にだけ責任をもてる。
もしもそれができないなら、
自分は相手に依存している。
相手に依存することで
自分が生きている価値を見出だし続けているのでは?
と疑ってみること!
わたしは両親を助けることで、
自分の生きている価値を見出だしたかったし、
両親に認められたかった。
それはやりきったあとにわかったこと。
体験するために生きているのだから、
それはそれで良いのかもしれないけれど。
殺したい!死にたい!
となったら、
それは自分で体験してはいけない。
つまり。
つらかったことは、
今となってはわたしにとって貴重な体験。
2度と繰り返さない!
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松元佳子
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