認知症の親を介護されているみなさま、
おつかれさまです。
 
きっと今日もいろいろなことに振り回され、
「あ~ぁ、わたし何やってるんだろう?」
などと自虐気味ではありませんか?
こころより、お察し申し上げます。
 
当時のわたしを振り返って、
そのときアドバイスしてもらいたかったことを書いてみます。
 
わたしは今も当時も、
前向きに自分に向き合いながら快適に全力で生きようという心構えですw
なので、そうではない方には不快なだけと思うのでご遠慮ください。
 
その昔医療というものが庶民にいきわたっていなかったころ、
親の介護というのはだいたい3か月くらいだったそうです。
その3か月が最後の親子孝行というわけです。
 
医療が発達した現在、
介護は永遠であるような、
一瞬もないような、
複雑な世の中になりました。
 
物盗られ妄想の対処については、
現在はネット検索でも書籍でもたくさん紹介されています。
詳しくはそちらをご覧ください。
 
大雑把に書けば、
相手の立場になって、相手が納得するまで、付き合うこと。
いちばん身近に接している人が疑われること。
だからこそいちばん身近に接している人が辛いこと。

 
そうは言っても、
毎日何時間も同じことが繰り返され、
付き合う家族は疲弊しこころが病むのは当然です。
そのことを身内が理解せず、
逆に責められるのはよくあること。
とんだとばっちり。
 
しかし気に病んでも何も解決しないし、
どうにかなるものでもない。
 
ではどうすればよいか!
「自分を最優先」
 
ストレス解消するための選択肢をたくさん持つこと!
ストレス解消法は、ドーパミンが出て刺激的なものはいけません!w
なぜなら、脳が覚醒してしまいます。
より疲労してしまいます。
だから興奮系のギャンブルや買い物はNG。
 
おすすめは鎮静系です。
科学的には、
森などの自然の中で瞑想、散歩が最良だそうです。
五感で感じることに集中する。
自分のからだの感触に集中する。
そういったことから、
運動もおすすめです。
 
あなたを理解せず、
親の言うことを鵜呑みにし
アドバイスやクレームをつけてくる家族親族とは、
距離を置いてください。
 
親の現実を知らない人の言うことを
聞く必要はありません。
聞く耳くらいは持ってもいいですが、
ストレス過多にならないようにご注意ください。
 
自分のこころが穏やかであること。
ゆとりをもって親に付き合えること。
 
この物盗られ妄想や
徘徊、
排泄ケアの移行期、
が認知症介護の最難関だとわたしは思います。
精神的肉体的に。
介護が長くなれば、金銭的に。
 
しかしここで培った経験は、
自分のかけがえのない財産になっています。
 
本当に大変ですが、
あきらめず自分に向き合ってみてください。
受け身にならず、
前向きにチャレンジし続けて、
どんどんいろんな人と出会ってください。
 
自分の真実に気づき、
自分らしさをさらに極めるチャンスです。
 
でもどうしてもだめだ!
と思ったらすぐに逃げ出す手配をして逃げてください。
いちばん大切にするのはあなた自身の命。
次は自分のパートナーやこども。
次が親。
そんな感じでお願いします。
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松元佳子