母が若年性アルツハイマーを発症して25年以上経過している。

そんな母、今日も施設で 三姉妹を認識し、それぞれに反応する。

例えばわたし(長女)には、こどもの頃のまま変わらない母の態度なのだw
わたしに母は、一家の長女としての役割を厳しく教え込み、その役割を高い能力を発揮し遂行するよう求めてくる。
母は、あれもこれもすべてできて当然とばかりわたしに頼って甘えるw

この頼って甘える母というのをわたしが正しく理解でき腑に落ちたたのはつい最近w
頭で理解できてもこころは拒絶気味だった。
わたしが精神的に成長でき、母のわたしに対する役割の教育がどんなものだったかを本質的に理解できたことで、母がわたしに頼って甘えているのだと腹の底から納得した!笑笑
わたしはなんとおバカなんだ!
そして可愛いヤツなんだ!w
「もうお母さん!そこはちゃんと言葉でしっかり教えてほしかったよ~!」
母は、母の背中を見て覚えろ!の昔ながらタイプw

母がわたしに求める役割は、家族それぞれを精神的に強くあたたかく優しく見守りさりげなくサポートし困ったときには惜しみなく助けること。
つまり、家族を大きな愛で慈しむこと。
家族の成長を支えること。
そのために自己成長の努力を怠らないこと。
等々母の要求レベルは果てしなく高い!
その分わたしは辛い!www
なぜわたしが辛いかといえば、母親への承認欲求が強くなるからwww

例えば母は妹次女のことは、昔も今も心配し叱咤激励するようなことを言う。
妹次女は最近引越でいっぱいいっぱいで、両親の面会がままならなかった。
母はそのことをキャッチしており、普段はろくにしゃべることができないのにもかかわらず妹次女に、
「ちゃんとしないとね!」
などとはっきりした口調で適切な言葉をかけている。
驚き!

例えば母は妹三女のことは、こどもの頃から甘やかしていた。妹三女が病気がちだったことが大きく影響している。
それは母にとって今でもそうらしく、妹三女のいうことを一生懸命聞いて理解しようとしている。
妹三女の話を優しくうなずきながら聞く母の様子は、母親としての慈愛に満ちている。

そんな母はわたしにとって偉大だ!
偉大すぎてビックリだw

今日の両親
家族団らんのひとときは素敵な笑顔があふれる。
とてもボケボケな老夫婦には見えない!笑笑
こういう時間を家族で過ごせることに、施設暮らしを選択して本当に良かったな!と思うのだ。

両親と離れて生きることで、わたしは両親の人生や生き方を客観的に見つめ検証することができているのだから。
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松元佳子