80を過ぎた義父。
いつまでも若いつもりだ。
おそらく4-50代。

腰は曲がり、
からだのあちこちに老化が原因の病を抱え、
体力もない。
緑内障で視野も狭い。
実生活に影響があり、
買い物や
施設入所中の義父の伯母の面会に
息子の休日にほぼ半日以上付き合わせておきながら、
何でも自分でできるという。

先日の介護保険認定調査での義父。
運転だってまだできるが、
息子たちが心配するからしないんだと、
介護保険認定調査員に
自慢げにしゃべる。

この義父の言動、本当に恐ろしい。

しかしこのように傲慢で恐ろしい高齢者ドライバーがたくさんいるのだ。

このような傲慢で恐ろしい高齢者の家族は、
無力感にさいなまれたり、
面倒くさいからと放置したくなる。

でもそれを自分が見て見ぬふりはできないとわたしは思っている。
事故が起きてからでは遅い。

わたしがどんなに義父が嫌いでも、
世間で起きる痛ましい事故を防げるなら、
できるだけの努力をしなくては!
と思う。

家族は社会の最小単位。
このような意味では、
家族と向き合う努力は必要だ。
とても難しく何の見返りもない家族との関係。

家族とむきあうことは、
自分と素直に向き合って、
自分の生き方を問うこと。

自分を貫きながら、
義父や夫や義兄と向き合って話し合って、
時間、根気、言い方、あらゆる事実を積み重ね続け、義父を納得させる信頼を勝ち得ること。

そうしてマイカーを義父が手放すまでこぎつけた。
運転免許証返納はできていないが、マイカーを手放せたことは大きい。

諦めずに続けることが、
やはり大事だと思うのだ。
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松元佳子