子どものころから眺める山々の景色は
懐かしさだけでもなく
常にあるものの安心感だけでもなく
こころに浮かんでくることばがある

高千穂の峰
先ほどのインスタグラムの投稿写真

空や雲を見ると
風や温度や湿度などを感じる

この日は風が乾いて強め
雲の動きは早め

うっすら見える雲が
鳳凰が2羽高千穂の峰を目指しているよう

わたしにとって
霧島の山々は神々しく
子どもの頃から遠くに見てきた
見えているのにはるか彼方にあり
異次元の神話の世界がそこにあるようだった

そして
霧島の山の中腹辺り景色の良い場所に立つと
いつの間にか纏ってしまった
わたしにとって不要なものを
ぬぐい去ってくれるような
清々しさに包まれる

自立を促しながら
しかし自然という味方が
常に見守っている
と言われているよう

霧島の山々は
近くに見える桜島とは認識が違う

桜島

桜島は
地の底からわくマグマのように
自分のなかに眠っているエネルギーが
ざわざわと目覚めるような感覚
自然の激しい躍動や循環が
情熱を眠らせるなと急き立てる

ざわざわの象徴のようであり
ざわざわを葬り去ってしまうようであり
どーんと腰を据えろ!と励まされているようでもある


山々の自然を感じると
自然にいかされていると思う

喧騒を離れ
視点を変え
自分を感じる

山々には偉大な何かがある
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松元佳子