認知症両親の在宅介護をしていたころ。
認知症両親の症状の変化に合わせて、
いちばん変わったのは食事でした。
食事は他力を利用しやすいのです。
さて
在宅介護で最大の問題は排泄ケア。
これに他力を借りたいのに、
在宅介護ではできなかった。
例えば排泄ケアというと、
・夜間の大量の排泄で寝具一式が汚れること
・着替えと清拭
・トイレではないところで排泄
・排泄したものを触る
→排泄ブツを触ったその手であちこち触る
・その結果掃除、洗濯、衛生管理など
→後始末と事前準備がどんどん増える
そういうことに時間と労力がかかるようになり、
体力消耗と疲労とストレスの限界を感じて、
両親の食事作りがかなり負担に。
排泄と食事は切り離せません。
しかし、排泄ケアはこころのダメージになる。
どんなに効率よくしようと研究しても、
手を抜けないことが多い。
そこで、食事について見直し。
母からの躾けで「できない完璧主義」
に悩んでいました(笑)
がしかし!
そんなことはどうでもよくなるのが認知症両親の介護(笑)
食事を作るということは、
栄養のバランスや体調に合わせた
献立を考え、
それをもとに食材の買い物し調理する。
その後、食事介助をし、後片付けをする。
時間がかかって仕方ない!
時間をやりくりしたい!
・買い物する時間を削減
→生協の戸別配達を利用
・自分で作らない
→ヘルパーにお願いする
→当日の夕食と翌日の朝食分の作り置き
ここまで実践して、さらにその先は?
→宅配弁当を注文!
どこの宅配弁当がいいか?
ケアマネージャーに相談して、
たくさんのパンフレットと、
ケアマネージャーの口コミ、
費用、
それで宅配弁当を決めました。
そのかわりに。
・ヘルパーにお願いできない朝食数回を作る。
・土曜日の昼食は食事を作って家族そろって一緒に食べる。
宅配弁当で済ませるとラクなのですが、
なんとなく罪悪感が出てしまい、
それがまたストレスになったので、
土曜の午後家族団らん時間を作った(笑)
在宅介護時の両親の食事
・朝食週4と土曜の昼食だけ自炊
その他は
・デイサービス昼食
→父週3~4、母週6
・それ以外の昼食
→宅配弁当
・ヘルパー夕食翌朝食の作り置き
→週3
・ヘルパー夕食以外の夕食
→宅配弁当週4
宅配弁当の利点
・介護する側の時間と労力と気持ちの余裕ができた
・栄養計算されているので体調管理がらくになった
・父の血液検査の数値が改善された
・メニューが豊富で飽きない
・食事介助がラク
在宅介護していたころ
時間のやり繰りは食事で。
からだは食べたものでできる。
手を抜けないことにお悩みなら、
宅配弁当で妥協しましょう!
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松元佳子
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