認知症両親に接するとき、
気をつけた方がうまくいくことはたくさんあります。
なぜかというと、
これまで無意識にできていたことが、
脳の働きが悪くなったり途切れてしまったせいで、
無意識にできなくなり、
混乱したり、
どうしていいかわからなくなって、
不安になることが多いからです。
このブログをご覧になっている方は、
無意識に歩いたり、立ったり、ご飯を食べたり、
日常動作はスムーズにできますよね?
からだの不都合、
例えば、
腰が痛いとか肩がこっている
などのいたみや違和感は
感じているかもしれませんが。
その痛みも、
痛みがない状態を知っているから痛いとわかる。
認知症は脳細胞の不具合。
からだに指令を送る脳細胞がダメージを受け、
誤作動したり、
鈍くなったり、
機能しなくなって、
それぞれの担当分野の連携がおかしくなったり、
記憶できなくなったり、
思考できなくなったり、
しゃべれなくなったり、
…。
すると、
無意識に自分が望むようにからだを使えなくなる。
思考さえもうまくいかなくなる。
これまでなんでも無意識にできたのに、
この不自由を素直に受け入れることができるだろうか?
認知症両親の日々の様子を見ながら、
自問自答してきました。
本人の思いは計り知れませんが、
わたしが寄り添うことで、
両親の気持ち和らげ、
安心してもらえたらいいなと思う。
もし自分だったら、
少しでも安心し落ち着いて暮らしたい。
というわけで、下記のブログを再掲載。