旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
 
カードの33から40は[みんなのことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
 
【個人的なつきあい36】
かかわるなかで学んでいく。
 
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認知症を知り、もっとかかわり、何かできないかと考えています。
そのとき
支援したいという気持ちがあっても、認知症や介護の勉強からはじめようとすると、なかなか進まなかったり、続けられなかったりすることがあります。
そこで
誰かひとりでもよいので、認知症の方と個人的につきあい、直接かかわるなかで必要なことを学んでいきます。
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認知症の方と個人的につきあい、直接かかわるなかで必要なことを学んでいくというのは、とてもよいアイデアだと思います。
 
このとき大切にしたいことは、自分の思い込みや決めつけを外し、五感をフル活用し尊厳をもって相手を知ろうという意識です。
 
相手が認知症だという思い込みや決めつけで見ないこと。
ひとりの人として尊厳をもって接してください。
その相手の様子をからだ全体でみてください。
自分とどこが違うのか?
その違いをひとつずつ丁寧に知っていくこと。
 
その方にとって快適な日常の暮らしをうかがう。
好きなこと、苦手なこと、
好きな食べ物、苦手な食べ物、
大切なもの、ひと、こと、
いつもの習慣、
テレビをみる、新聞を読む、散歩する、健康のこと、などなど。
 
そんなごく自然な話からはじめると、その方の認知症という病気との付き合い方が見えてきます。
そして自然にサポートできることを発見できます。
その上で、認知症について学ぶとスムーズです。
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松元佳子