旅のことばカードから私の話を書くブログシリーズです。
旅のことばとは?
 
カードの33から40は[みんなのことば]です。
認知症両親と家族に寄り添ってきたわたしのことばを綴ります。
 
【その場の助っ人34】
短い時間でちょっとだけのお手伝い
 
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街で、ふつうと違う様子で歩いている人や、機械の操作で戸惑っている人を見かけました。
そのとき
その人は認知症かもしれず、そのままでは事故や危険に遭遇したり、ずっと同じところで困り続けたりする可能性があります。
そこで
その場だけのちょっとした「助っ人」になるつもりで、声をかけます。
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その場の助っ人になるときは、最初の声かけが重要です。
戸惑っている人がびっくりしたり、警戒したりしないような声かけ。
わたしの場合認知症の両親や変わり者の義父のおかげで、その時その人にあった声かけが自然とできるのですが。
慣れていないと、どうやって声かけしたらいいか迷いますよね。
 
先日Facebookのお友達の投稿(白杖の方への声かけ)で、「こんにちは!」とあいさつの声かけをしたらいいですよ!というのを知りました。
 
あいさつの言葉は便利です。
「こんにちは!」とにこやかにやさしく、見えやすく聞こえやすいところから、ゆっくり大きめの声で声かけします。
 
理由は、相手が助けを求めやすくなるため、
また助けが必要ない場合はあいさつだけですみます。
お互い気持ち良いですよね。
 
相手をよく観察して、相手の動きや目線や言葉とそのスピードに合わせて受け答えすると、よりよいコミュニケーションがとれると思います。
 
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松元佳子